2億年
2億年後の世界 ・・・・ この地球は、いったいどうなっているだろう。 1000年や2000年くらいならともかく、 2億年後だなんて、現在とは無縁のようにも感じられる。 恐竜が絶滅してからでもまだ6500万年、 2億年も経てば、我々のあらゆるものは化石となっているんだろう。 人類に四大文明が芽生えたのは、 そのなかの1万年にさえ満たない、わずか5000年ほど前である。 果たして人類に、 この先、100万年・1000万年・1億年と生き延びるちからがあるだろうか? その日、人類の繁栄はまるで絵空事であったかのように、 地層深く深くに眠っているに違いない。 グランドキャニオン (C)chikyuujin 2億年後、地上には再び、巨大な 超大陸 ができると考えられている。 現在の大陸移動が続けば、 ユーラシア大陸 ・ オーストラリア大陸 ・ アメリカ大陸が衝突し、 パンゲア大陸以来の超大陸を形成する。 その地上には、いったいどんな光景が広がっているのだろうか? どんな生命が闊歩し、どんな植物種が大地を覆っているのだろうか? 40億年前、地表の海はすべて蒸発した。 22億年前と 6億年前には、赤道直下まで地球全体が凍りついた。 地球を含む宇宙の流れのなかで、 私たちの存在する時間というのは、一瞬にしか過ぎない。