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「ちゃんと並んでもらえませんか?」
駅の切符売り場で、あるドイツからの留学生が中国人にこう言われたそうです。実は、私も、5月の連休に出掛けた山東省の威海で同じ経験をしました。その時の恥ずかしさといったらありませんでした。 「中国人=並ばない」、そう決めつけてかかっていた自分がいました。しかし、以前は(いや今でも場所によっては)、正直者はバカを見るということがよくありました(あります)。並んでいても途中からみんなが割り込んで来るからです。 最近、北京のバスの入り口に見つけた、「私から始めよう、文明的乗車」こんな標語。「私から...」、日本でもある意味聞き慣れたフレーズです。 ただ、10年前私が初めて中国に来たとき、このフレーズを見つけたとしても、それは単なるきれい事。誰も見向きしなかったのでは? と思います。しかし、今、これを見たと時には、私もはっとさせられました。現実味を感じました。 衣食足りて礼節を知る。 各方面で急速な発展、変化続けている中国。 異国の力から来て、この中国で暮らしていく時、その土地流の生き方をマスターすることはもちろん大切です。中国の文化の理解。これは、言葉の習得と同時に留学生活の基礎の基礎だと思うからです。 しかし、今本当に、もっと必要なのは、そこからさらにもう一歩進んで、この先の中国を一緒に作っていく、そういう視点ではないかと思います。でなければ、せっかく今の中国にいながら昔の中国を見つめている、そんな事態にもなりかねない。そんな気がしています。 ...今日の夕飯は、宮爆鶏丁丼と麻辣湯の野菜でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2002年07月27日 12時23分22秒
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