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カテゴリ:北京・上海の「におい」
すっかり上海での散歩に喜びを感じ始めてしまった私たち。
土曜日は朝から、戦前多くの日本人が住み、今も当時の建物が残っている虹口という地域を訪れた。 魯迅、藤野先生、内山書店。 これらは、1992年、私が東京都青少年洋上セミナーで中国を初めて訪れた際、当時の若い心にずっしりと刻み込まれたキーワード。藤野先生は魯迅の作品の題名にもなっている。魯迅が仙台で医学を学んだときの恩師。非常に熱心に魯迅を助け、魯迅は帰国後そのことを小説にした。 92年当時私は魯迅と言えば教科書で習った「故郷」くらいしか知らず、北京で交流した高校生との筆談で「藤野先生」と書かれても何のことかまったくわからなかった。帰国後調べて、あーこのことを言っていたのかーと胸が熱くなったのが懐かしい。 92年に訪れた魯迅公園に再び。 公園内にある記念館は建て替えられていてとても綺麗で展示も面白い。 館内でガードマンをしている人に話しかけると喜んで話してくれた。 昨年の反日デモの影響で日本人の訪問客が減っているという。 あー、こんなところにもデモの影響があるのか.....と残念に思う。 公園を出て、魯迅の旧居へ。 当時の建築は趣があり、今も古びた感じがしない。「こんなところに住みたいな」というと妻には失笑を買ったけど。 魯迅の旧居は92年当時は外国人には開放されていなかったのかも知れない。案内人に聞くとそんなことを言っていた。旧居というと、一軒屋の古びた小屋を想像してしまったけど、魯迅の旧居は今も使われているアパートの一角にある。隣にある管理人室で入場券を買うと、ガードマンが一緒に来て鍵を開けてくれる。アパートの1室だが、3階作りになっている。妻は「亡くなった人の部屋に入るのはなんだか気持ちが悪い」と言っていたが、私は当時を偲び、考えさせられるところが多かった。 その後、散歩を続けて、内山書店旧跡へ。 内山書店は、日本に帰ると東方書店とあわせて必ず訪れる中国専門書店。実はその歴史は上海で始まっていた。これも92年に聞いた気がするけど、その事実(→リンク)に心を打たれたのは、私が中国にもっと深くかかわるようになってからだったと思う。ちなみに旧跡は現在工商銀行として使われている。すぐ隣に新華書店があるので、せっかくだから場所を取り替えればいいのに、なんて思う。 散歩を続けて、多倫路文化人街へ。 趣のある建物に骨董品屋さんなどもあって北京の瑠璃厰を思い出す。 ここは散歩をしていて非常に気持ちがいい。「上海もいいところだー」を繰り返す私たち。 気をよくして入った魯迅にゆかりのあるレストラン。 ここのチャーハンはおいしかった。けれど、料理が来る順番がめちゃめちゃ。おかずが来る前にチャーハンが来る。チャーハンを食べ終わってもおかずが来ない。それを抗議してもマネージャーの対応がいけていない。久しぶりに怒り狂った私は最後の品はいらないからと早々に精算して退散。よい店のはずなのにマネージャーの管理に問題がありそう。もったいない。 その後、粉雪(本当に細かい、可愛らしい粉雪)が舞いだす中、バスで准海中路へ。目的地は上海図書館。そのまま歩こうかと思ったが(木曜日の8時間を散歩を思えば上海市内どこでも歩けそうな気になってきた)、あまりに寒いので、バスを乗り継ぐ。 おっと、長くなってきたので、上海図書館の話は次回に。 .....今頃土曜日の日記書いているけど、今日は月曜日。朝6時半。さて、今日からまた仕事である。がんばろうー!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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多倫路文化人街は私もゆかりがあります。以前上海財経大学で勉強してた頃、何度かそこに足を運びました。そこにある、読書房はとっても静かで、春は暖かくて、週末はそこで勉強してました。近くにある老電影茶館もとってもいい感じです。朝早く起きて魯迅公園に太極拳を習いにも行ってました。その頃がとても懐かしいです。あの頃は中国に来たばかりで言葉も分からないまま、上海訛りの中国語で太極拳を教えてもらってました。手(shou)が(sou)という発音になってて、初め何て言ってるのかわかりませんでしたが。。。
(2006年02月06日 22時01分21秒)
あけましておめでとうございます。
だいぶ上海になれてきたようですね。 私も、じっくり孫橋のいなかで、 春節をすごしました。白酒三昧でしたが・・ 「東北人」は、上海にもあるんですか・・・ しりませんでした・・・ 12月に北京に行った時は、「東北人」で 新共産主義的概念土豆を食べました。 おいしかったです・・・・ 上海であえるかな・・・つっちー@上海 (2006年02月07日 09時25分42秒)
魯迅ゆかりの場所、私は日本での授業で先生にお話を聞いただけ、いつも想像上の世界です。いいですね、上海生活もだーれんモードで満喫のご様子ですね!
(2006年02月07日 09時26分23秒)
だーれんさん、ご無沙汰してます。北京のぞおよんです。上海生活も落ち着かれてこられたようですねー!。このお散歩コース、私も歩いてます。
そのレストラン、わかりますよー!私もはいりましたもん♪ そのときも確か順番がめちゃくちゃだったような・・・。笑 私も上海散策、またいきたくなってきました。 体にはきをつけてくださいねー!! (2006年02月08日 09時51分06秒)
魯迅,藤野先生は私にとっても,若い時の深いキーワードです。魯迅の言葉「絶望の虚妄なるは,希望の虚妄なるに等しい」が,どのような前後関係の文章の中にあるのか,調べたこともあるのですが,分かりませんでした。内山書店のことは初めて知りました。
(2006年02月08日 12時26分39秒)
だーれんさん こんにちは!
この前は、書き込みのお返事ありがとうございました。奥様との上海散策いいですねぇ~。「出掛けたら止まらなくなった・・・」ってところが、またいいです(笑)気持よくわかりますよ。私も友人と「魯迅ゆかりのコース」歩きました。 さて、例の“ドラえもん”やっぱり上海は無いのかな??まず、この商品を売ってるパン屋が無ければアウトですね。でも、心配しないで!いつでも空輸します!! それと、リンク完了致しました。お時間のあるときにでも、我がページに遊びにいらしてください♪ http://suka-ajia.at.webry.info/ (2006年02月12日 18時19分38秒)
コメントはいつもうれしく、楽しく読ませていただいているのに、ついついお返事を書きそびれてしまいます。ごめんなさい! でも、本当ありがたいです! 今後とも引き続きよろしくお願いいたします!
(2006年02月13日 19時58分11秒)
4年も前のブログを見てコメントします。自分も92年に洋上セミナーに参加しました。その後、中国に行ったわけでもなく、洋上メンバーともほぼ交流がなくなってしまいました。せっかく参加したのに、人生に活かされておらず、もったいないな~と長年感じております。当時の中国の高校生たちは現在どうしているんでしょうかね?
(2010年04月07日 17時01分18秒)
ひらさん
大変申し訳ございません。 1年以上もたってのお返事になりました。 でもコメント頂き嬉しいです。92年洋上セミナーは 私にとっての原点なので、またいつか再会したいですね。そんなきっかけを楽しみにしています! >4年も前のブログを見てコメントします。自分も92年に洋上セミナーに参加しました。その後、中国に行ったわけでもなく、洋上メンバーともほぼ交流がなくなってしまいました。せっかく参加したのに、人生に活かされておらず、もったいないな~と長年感じております。当時の中国の高校生たちは現在どうしているんでしょうかね? ----- (2011年06月26日 17時26分45秒) |
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