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演劇、観劇のカフェ

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cms@ebisu

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2007.02.10
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朝からつながらないチケット発売の電話と格闘していたら、10分も開演に遅れてしまいました。
劇場の案内係の「始まったばかりですから」という言葉をよそに、はやる気持ちで舞台を見ると、まだ幕がゆっくり引かれている最中です。それもいつもの5倍は遅い速度で!
いったい何が起こっているのかと思い筋書きを読むと、この2月は通し狂言・仮名手本忠臣蔵です。「大序」ではまず口上人形による配役の紹介があり(見逃してしまいました)、‘天王立下り羽(てんのうだちさがりは)という鳴物に合わせて、徐々に幕を開けて’いくのだそうです。「とぉ~ざぁ~~い」の掛け声の中、既に舞台に勢揃いしていた登場人物が幕から徐々に姿を現わす様は、これから始まる長い作品への期待と意気込みを観客に抱かせてくれました。

さて、一般的に知られている、ある人物がかの人物の屈辱に堪えかねて殿中で斬りかかり、無念のうちに切腹を言い渡され、その家臣が主人の敵を討とうと決意する、というところまでが昼の部です。
江戸時代は実名を出しての上演がはばかられ、もじった呼び名となります。
舞台も、八幡宮のある鎌倉です。

まず三段目。
最初は若狭之助(吉右衛門)が師直(富十郎)の態度に腹を立てて「軌ってやろう」とい勇んでいました。しかし家臣の気配りで賄賂を贈ったところ、師直の機嫌が良くなったのでその場は収まりました(主人に問題を起こして欲しくありませんから)。

師直は塩冶判官(菊五郎)の奥方の顔世御前(魁春)に想いを寄せています。ある日、師直が塩冶判官と一緒にいる時に、タイミング悪く先日彼女に内緒で送った恋文の断りの手紙が届いたのです。不機嫌の矛先は一気に塩冶判官へ。
しまいに塩冶判官は屈辱に耐え兼ねて、師直を斬りつけてしまうのです。

運命のいたずらでしょうか。
その断りの手紙は、本来ならもっと遅く届けられてもいいものでした。それがよりによって・・・。
この手紙を顔世御前の遣いで届けたのは、‘お軽’です。

四段目は切腹の場面となり、この後に浄瑠璃の「道行旅路の花聟」があります。
「お軽と勘平」逃亡の場面です。勘平(梅玉)はお軽(時蔵)と逢い引きしていて、主君・塩冶判官の大事に駆けつけられませんでした。
そして屋敷に戻る事なく二人で鎌倉を去ったのです。その道行きの物語。この先、五段目で、お軽の実家に落ち着いた彼らの物語があります。

五段目は大変有名な場面で、この場だけの上演を昨年『新春浅草歌舞伎』、そして10月に歌舞伎座で観ました。

ようやくその全体像が見えてきました。
続きは、後日、夜の部観劇で。

(歌舞伎座にて)

※写真の垂れ幕、今月は珍しく作品名が書かれています。





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最終更新日  2007.02.12 10:53:16
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