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演劇、観劇のカフェ

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cms@ebisu

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2007.03.12
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この作品は、音楽があって映像(映画)が存在しています。
映画に至っては、サイケデリックで近未来的で、ちょっと残酷な感があります。
待ちに待った、いのうえひでのり演出の『TOMMY』が開幕しました。
“OVERTURE”の生で聴こえてくるメロディは、コンサートをCDを聴きながら心待ちにしていた感動そのままに味わいました。
これから起こる様々な出来事が、期待とともにいっぱい詰まった感じです。
昨年の来日公演『TOMMY』観劇録にストーリーを掲載しています)

いのうえ演出では、見えない、聴こえない、話せないトミー自身の内面にスポットが当てられているようでした。
真っ白な衣装でたたずむ少年トミーと青年トミー(中川晃教)。
彼らの精神だけが宇宙という別世界に存在している、そんな印象を受けました。
外見を映す鏡に、トミーは心の内面をいつも映して、互いに語りかけています。
一方が、どちらかの影ということではなく、いつも向き合って。

   ‘See me, Feel me, 触って、癒して
   ‘See me, Feel me, Touch me, Heal me

その声を聞き取れる者は、トミー自身の他には存在しません。

いのうえ演出では、精神の中で解放されたトミーの姿に救われました。
時にはその姿が、物語を追う上で混乱しそうになるのですが、私には、外見上の自由よりも精神の自由の方が人には幸せだということを、トミーを通して語られたような気がします。
その幸せは、人から与えられるものではないということも。
全てが音楽で展開するステージは、抽象的で、観る者の主観が作品を観る目となるのです。

心に響く歌と音楽。
奇跡の象徴として人々の頂点で歌うトミーをはじめ、トミーに刺激を与えようとする個性豊かな登場人物たち。
観客としては、一緒に刺激を楽しみたかったのですが、本日は初日。正直言って、観る側も緊張していました。

ちょっと意地悪な見方をすると、この作品はオリジナルではないので、もしかすると舞台上演の際の決め事が多くあるのかもしれません。それでも、ここでの見せ場がもっともっと盛り上がることを期待しています。
その後の喪失感を、もう少し味わいたい・・・観客の気楽な言い分でしょうか。
そして、もう少し欲しかったライブ感覚。カーテンコールで期待するのは・・・作品の枠を超えたルール違反になるでしょうか?
改めて、肩の力を抜いて、音楽の世界にどっぷりとつかりたい作品です。

※文章中の表記を「見えない、聴こえない、話せない」に書き換えました。(3/13)

作・ピート・タウンゼント/デス・マカナフ、音楽・THE WHO、
演出・いのうえひでのり、振付・川崎悦子、訳詞・湯川れい子/右近健一、翻訳・薛珠麗、
美術・堀尾幸男、照明・原田保、音楽監督・岡崎司、衣裳・竹田団吾、映像・上田大樹

(日生劇場にて)

※4月は大阪公演があります(4/20-26)。

☆映画『TOMMY』DVD    オリジナル・サウンドトラック
コレクターズ・エディション
         

☆The Who『TOMMY』CD
ロック・オペラ「トミー」+17(デラックス・エディション)


☆ブロードウェイ・キャスト盤『TOMMY』CD





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最終更新日  2007.03.13 20:10:21
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