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演劇、観劇のカフェ

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cms@ebisu

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2010.01.23
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歌舞伎の演目の中でも個人的に好きな作品の一つに『伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)』があります。
2008年11月には同じく新橋演舞場の花形歌舞伎で通しで上演されました。)

お家騒動の策略、謀略が入り乱れ、さらには妖術まで出てくるのですから敵に対峙するにはそれ相応の策がないと太刀打ちできません。
そんなドラマチックな作品の主要登場人物に、市川海老蔵が一人で、しかも十役に挑んでいます。
慙紅葉汗顔見勢(はじもみじあせのかおみせ)『猿之助十八番の内 伊達の十役(だてのじゅうやく)』。
上演前の口上で海老蔵が述べるには、タイトルは読んで字のごとく「恥をかきながら紅葉のように顔を真っ赤にして大汗をかいて演じる姿をお見せする」というような意味だそうです。
私たち観客にとっては、かつて市川猿之助の作り、演じたその作品を今ここに見せてくれたという喜びがありました。
くるくる一気に海老蔵一人で5役くらいはすぐに登場していました。
体力、気力、演技力がないと務まらない大役ばかり。
中でも乳人「政岡」を演じるにあたっては、その「足利家奥殿の場」だけはじっくり一役を演じるという見せ場もあります。
そして宙乗り。
妖術を使う人間らしい、珍しい宙乗りを見せてもらいました。

もう一つ、珍しい舞踊の一幕があります。
娘道成寺のようでもあるその舞踊、今月の歌舞伎座では市川團十郎が押し戻しを行っていますが、こちらでは海老蔵が押し戻す方も戻される方も演じ、大奮闘しています。

演じる側の必死さが心地よく伝わってくるので、観る側もきちんと十役見届けて、5時間半の観劇には結構体力を使いました。

さて、そんな観客を昨年12月に休演してリニューアルした劇場が優しく受け止めてくれます。
二階のロビーには大きなカウンターバーができて、休憩時間に観客をリフレッシュさせるのに一役買っていました。
各階ところどころ、わずかですがテーブルとイスが増えているようにも見えます。
女性用化粧室には、従来では「和」が多かったのですが、確実に「洋」が増えて高齢の観客から喜ばれていました。
舞台写真の販売は一階へ移動しています。
これから写真だけ買いに来ても、すぐに用事が済みそうです。

歌舞伎座が建て替え期間中には、新橋演舞場では一年のうちほとんどが歌舞伎公演となるそうです。
できることなら休憩時間の楽しみに、歌舞伎座のお店が出店して場内を賑わせてくれることを願っています。

※公演詳細は、歌舞伎公式サイトで。

(新橋演舞場にて)





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最終更新日  2010.01.25 00:35:31
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