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cms@ebisu

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2010.07.01
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カテゴリ:演劇、観劇
生きることは戦いだ。
そう思わされるような、心揺さぶられる芝居です。
ここに登場する人々は、逃げていない。
人は人と触れ合って、生きる何かを見つけて支えとする、そんなことが青年を通して見えました。

ある家庭が舞台。
60代の父親に母親、婚活中の30代半ばの姉、そしてコンビニでバイトする31才の弟の礼司。
そこにかつて学生運動で同志だったという父の友人が40年ぶりに訪ねて来ました。

あの、家では自分の意見をはっきり言わない父親(高橋長英)の同志?
口より先に行動に出る二人の男たち(林隆三、瑳川哲朗)。
彼らはバイトに甘んじている礼司(高橋一生)の意識を変えるべく手を差し伸べます。

しかし、父に似て寡黙な青年には、やるべき務めがわかっていました。
皆、戦いながら生きるような毎日を送っています。
人の敵は人でしかないのでしょうか。
戦う標的は違っても、気持ちをわかり合えば支えになるということも、孤立しているように見える若者の目線から感じます。

「人はなぜ戦うのか」というシーズンのテーマの最後の作品’、とは、この作品が任期最後となる鵜山芸術監督の弁。
戦うことは乗り越えること。
作品を通じてそんなことを感じました。

それにしても、世代の違いでしょうか。
‘雑学王’と姉に揶揄される博識な青年でも、「三里塚」の意味するところ、そして「成田で空港を建設するにあたって紛争があったこと」については知らなかったという場面があります。
時を経ても当事者にとっては解決していない問題が山積している現実は、「普天間」「辺野古」も同様なのではないかと痛感しました。

作・蓬莱竜太、演出・鈴木裕美

※公演の詳細は、新国立劇場のサイトで。

(新国立劇場 小劇場にて)





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最終更新日  2010.07.13 12:47:06



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