|
カテゴリ:栃木の風景
以前仕事でお世話になった方と久しぶりに会いました。仕事熱心な方でしたので「退職後は暇しているのでは?」なんて余計な心配をしていました。実際には日々充実している様子で安心しましたが、私の身を案じていただき恐縮もしました。
栃木県のご紹介は、県南の栃木市から県北の那須町(なすまち)へ移ります。那須町の位置は東京から約180キロ、仙台との中間点にあたります。広い町域には那須温泉やスキー場等、知名度の高いリゾートから歴史的な渋い名所まで、見所が多くあります。 そんな町から、リゾートの似合わない店長が選んだのは「遊行柳(ゆぎょうやなぎ)」でございます。 「遊行」とは僧が諸方を巡り歩き修行することですが、国道294号線沿いに広がる田園の中にある柳にこの名がついているのは、「修行中の上人(≒僧)がこの地に立ち寄った際、柳の精が現われたが、上人の念仏によって成仏した」という伝説によるそうです。この話は浪曲にもなっていますが、聴いたことはありません。 後年、西行法師、松尾芭蕉、与謝蕪村といった試験前に暗記したことのあるような方々がこの地に寄っています。このうち松尾芭蕉が立ち寄ったのは「おくのほそ道」の途中で、 田一枚植えて立ち去る柳かな という句を残しています。 (遊行柳 一寸季節がずれた写真ですみません -那須町-) 那須町の東部は名所旧跡が、西部はリゾート的施設が多いように思えます。当然、私が那須町を訪ねる時は、東部へ行く回数が圧倒的です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月07日 00時30分36秒
コメント(0) | コメントを書く
[栃木の風景] カテゴリの最新記事
|