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カテゴリ:盛岡の風景
公務で遠野市へ行きました。遠野といえば「民話のふるさと」として有名ですが、昨日発生した「岩手・宮城内陸地震」の影響でしょうか、好天の日曜日なのにも関わらず閑散としておりました。
宮城県境の山間部以外の被害は比較的軽微だったようですが、「岩手県は地震で危険」と十把ひとからげにされないか、少々気がかりでもあります。 NHKが通常番組を変更して地震関連報道一色になっていた昨日でしたが、盛岡に初夏の訪れを告げる「チャグチャグ馬コ(うまこ)」は予定どおり開催されました。 地震の影響で仕事が変更となり観る時間を作ることができましたので、ご紹介します。 岩手は昔から馬の産地として知られていましたが、盛岡周辺では端午の節句に滝沢村の蒼前神社(そうぜんじんじゃ=馬を祭る神社)に馬を連れて参拝する風習が起こり、これがチャグチャグ馬コの起源とされています。 その後馬を品評しあう場となり、馬に華美な装束をつけるようになりましたが、装束の中の鈴や鳴り輪がチャグチャグと鳴ることから「チャグチャグ馬コ」の名が生まれたそうです。 (国の無形民族文化財です -盛岡市材木町 H20.6.14-) 先述のとおり元々は蒼前神社へ詣でるものでしたが、1930(昭和5)年のチャグチャグ馬コの日に来盛した皇族のために盛岡八幡宮で馬揃いをしたのを機に、蒼前神社から盛岡八幡宮までの15キロをねり歩く現在の形になったとされ、2001(平成13)年からは6月の第2土曜日に実施されるようになりました。 (装束は1頭あたり2~300万円だとか -盛岡市材木町 H20.6.14-) 県都の中心を着飾られた馬達がねり歩く・・・。ちょっとホッとするような光景でしたが、盛岡八幡宮に着いた馬達はどのようにして滝沢村へ帰るのでしょう?気になるところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月15日 21時53分43秒
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