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2010年08月14日
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 今夜、放映されたTBSドラマ「帰国」(脚本倉本聰)を観た。

「サイパンから来た列車」(棟田博著)を下敷きに倉本聰氏が書き下ろしたもので、久々の倉本節が味わいたくて観たのだが、かなり重いドラマではあった。

戦争で亡くなった英霊達が64年後の東京駅に降り立つというシーンからはじまり、各人が思い思いに残して来た恋人や兄弟に会いに行くという設定。

一応フィクションだが、同じような体験をされた方は沢山おられるのではないだろうか?少なくとも親戚の誰かしらは戦死しているはず。

「豊かさとは何か」「幸福とは何か?」と考えさせられる作品だった。

考えているうちに、先日友人から聞いた話が浮かんできた。

彼女が、DVによる虐待などで一時保護されている赤ん坊を養子にとある乳児院に出掛けていった時のこと、乳児院であるにもかかわらずとても静かだったのだとか?

彼女曰く、たとえ新生児であっても殴る蹴るなどの虐待を受けると生命の危険を感じるらしく泣かなくなるのだと。

泣くことが商売の新生児が泣かない・・・。

泣かなければ生きられないにもかかわらず、泣かない。

ショックだった。

もうひとつ脳裏に浮かんだのは、Sさんの顔だ。

Sさんは最近知り合いになった中国人なのだが、いつもニコニコしておられてなんだかとっても幸せそうなのである。

「日本、良い国。住めるだけで幸せ」とSさんは言う。

まだ日本語が拙いので、どんな事情で日本へ来られたのかなどの深い話は出来ないのだが、心からそう思っておられるということだけは、しっかり伝わってくるそんな満面の笑みなのだ。

「泣かない新生児のいる国」

片や「住んでいるだけで幸せな国」

いったい私たちを乗せた列車は、どこへ向かっているのだろうか?

折しも12日、歌人の河野裕子氏が亡くなった。

「たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに 私をさらつて行つてはくれぬか」

とうたった歌人ならば、どう感じたのであろうか?

という訳で、幾つかの疑問符を胸に抱えたまま、今夜は眠ろう。

出来れば、小栗旬くん演じるところの英霊が夢に出て来てくれるといいな♪

ビートたけしじゃなくって(笑)






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最終更新日  2010年08月15日 01時01分47秒



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