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カテゴリ:食とお金
●ドナルド・キーンさんって知ってるだろうか?元米国人でコロンビア大学の教授を務めた日本学の権威で、日本好きが高じて、ついに帰化して日本人になった方だ。 ●太平洋戦中に日本語の習熟を強いられたのがきっかけで、以後日本文化に惚れ込み、現在の世界におけるクールジャパンの到来を確信した・・とはご本人の弁だ。 ●氏によれば、現代の日本文化の隆盛は、室町時代の北山文化にあると断じている。当時西洋では、豪華な宮廷文化に見られる様式が主流だったが、茶の湯など禅宗の影響か、シンプルで簡素・質素な形態の中に、本来の美を見つけるワビサビの世界が、日本を代表する美的意識として、今や世界に認知されている。 ●ところで 街中視点で、コンビニに行けば、節分の日に向けて恵方巻きを食べようキャンペーンが盛んだ。 恵方とは何か 良い方角? 風水の影響?など、筆者もはじめこれ何?って感じだった。 ●どうやらこれ、関西での習慣らしい。節分の日に、1年の災いを払うため豆まきをするが、同じ日に巻き寿司や丸かぶりと言って、いわゆる太巻き寿司を食べる習慣があった。 ●その後、そうした習慣は廃れたが、いわゆる街おこしの一環で、結構古くから、ミツカンやダイエーなど 食品業界が販促活度をやっていたが、成果は今一だったようだ。 ●最近ではメジャーな動きに成長して、ミツカン調査では2002年(H14)で認知度が53%だったものが、2006年(H18)には92.5%にも増えたということらしい。 ●ルーツは、1989年・平成元年にセブンイレブンが 広島から取り組み始めたのが、今日の成果になったようだね。確かにそこらじゅうに、ノボリが立ち並び予約を募ってるよね。 ●しかし結構使う食材や、食べ方などいろんな定義があり、一様ではない。太巻きだけは共通だが。 一級の日本文化には、共通の型やしきたり、手順・格式がある。最近言われるB級グルメのうちに入るのだろうが、しかし馬鹿にしてはいけない。 食は文化の最たるものだ。地元や業界が総参加して作り上げた・・という見方もあるが、節分に幸いを願う、庶民のささやかな願いが込められた風習が復刻したということもできる。 ●日本が世界で尊敬を集めてるのは、先進工業国であるのに、同時に悠久の日本文化をしっかり保存していることだろう。たかが恵方巻き 然れども恵方巻きだ。節分には 日本文化の重みを感じながら、恵方巻きをほうばってみるのも良いかもね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.01.15 09:56:08
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