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カテゴリ:テンヤ真鯛
12月19日 晴れ 大潮
年末の多忙と体調を壊していたことで、5日遅れの日記更新となりました。 11月一杯で常磐の釣物はヒラメ一色になったため、今年の真鯛釣りは納めたつもりでおりました。 しかし、出船日限定で復活という案内があり、早速出かけてきました。 船宿はお馴染みの日立港の龍翔丸さん。 最近では船長さんにも名前と顔を覚えられたので、アット・ホームな感じで一人釣行のできるところがGoodです。 さて、前回のテンヤ真鯛釣行ではベイト・タックルによる試釣を行い、なんとなく使えそうな感触を得てきました。 そして、今回は更にタックルを強化して、これをモノにするというのが課題。 ベイト・リールはスマック・レッドチューンHLの落とし込みスピードに十分な手応えを得ましたので、今度はロッド選びが課題です。 前回使用の極鋭195マルチの問題点は長さと調子。 この点をカバーするロッドとして候補に上げたのが極鋭MCゲーム。 ベイト用のトリガーシート仕様が210と240の二通り用意されており、その何れもがテンヤ真鯛用のロッドと調子的には同じスペックになってます。 穂先は極鋭シリーズのなかでも最細の0.4mmのスーパーメタルトップ。 悩んだ挙句210TRを選択しました。 テンヤ真鯛には240の方が使い勝手はよいのですが、他の釣物にも使いたいという貧乏根性を出してしまいました。 そして、もう一つ210を選らんだ理由は、このロッドだとタイラバを使いたい時に、そのままテンヤを外してタイラバを使うことができそうという目論見から。 実際に11月の釣行では、テンヤに反応のない時間帯にタイラバで大鯛をあげたという実績もありますので、小生にとってはタイラバも大事なアイテムです。 ということで、今回のメインタックルは極鋭MCゲーム210TRにスマックRT-HL。ラインは8本撚りのPE0.8号。 サブタックルは標準のスピニングで硬調子と軟調子の2セットを用意しました。 ラインは夫々0.8号と0.6号。 日立沖の航程30分ほど、水深50mほどのポイントから実釣開始です。 まだ薄暗いうえ、付近に大型の船舶が数隻いるため、パラシュートアンカーを入れずに、エンジン流しで開始となります。 小生の釣り座は右舷の胴。 先ずは、ベイトの設定で周りの人たちに迷惑を掛けないようにと、テンヤの落下スピードと糸ふけの状態を確認すべく、10号のカブラからスタート。 お隣さんと同時に投入しますが、スマックの糸送りは超スムーズ。 糸ふけもなく先に着底。 先ずは懸念されるハードルはクリアです。 そして、数回の誘いを入れると、高感度のスーパーメタルトップが最初のアタリを感知・・・すかさずアワセをいれると”ガツンッ”と針掛かりです。 第一投目から幸先の良いスタート。 しかし、引きは真鯛のモノとは少し違う感じ。 重量感はたっぷりで、ロッドは満月なのですが、鯛特有の引きではなく根魚の予感。 船長さんからは”根掛り?”なんて声を掛けられてしまう始末。 いやいや・・・ちゃんと生体反応はあります。。。。 そして、海面に姿を現したのは黒い魚体。 良型のクロソイ・・・1.5kgクラスでした。 先ずは夜のおかずをゲットできて一安心。 しかし、その後は船中沈黙状態。 小生には毎回アタリがあるのですが、一向に針掛りなし。 つまり、真鯛は口を使わないが、餌取りだけは高活性という状態です。 船長も痺れを切らして場所を移動します。 周囲も明るくなってきたので、いよいよパラシュートアンカーを入れて実釣開始となります。 このポイントでも、一投目からアタリはあるものの、活性があるのは餌取りのみ。 時折、ミヨシ側や艫側で小さな真鯛やハナダイが釣れるものの、あとは餌取りの猛攻撃にイライラ状態。。。 とにかく、このMCゲームは感度が良過ぎて、アタリを感じ過ぎるようです。 胴では小生が一人アワセをいれては首をひねる状況なのですが、両隣は殆どアタリを感じてません。 船中で釣れるのは、外道のホウボウやショウサイ・フグ、ウマヅラなど。 この状態が暫く続き、結局は本命の釣果なし。 そして船は北へ大移動。 このパターンは前々回に大撃沈をくらった時の再来かな?。。。 北のポイントに来ても、魚の活性は変わらず、活性が良いのは餌取りのみ。 小生も40cm程のウマヅラを上げましたが、このウマズラの手強いこと。 何せアタリは毎回あるのに針掛りさせるのに一苦労です。 一瞬、新潟でウマヅラを爆った時のジグサビキを付けてやろうかとも思いましたが、周りに迷惑を掛けるので思い留まりました。 こんな状況でやることといえば、第二の実験。 テンヤの重さを変えて落下スピードのチェック。 10号のカブラから8号のテンヤにウエイトを落として、糸ふけの状態を確認。 全く問題なしです。 下手なスピニングタックルより、早く着底を確認できます。 もちろんオマツリも全くなし。 それよりも、スピニングタックルで、1.5号位のラインを使っている馬鹿オヤジが大迷惑! そんなこんなで無駄に時間は経過。 2時間を残して餌のストックも乏しくなってくる状況です。 ここは思い切って第三の実験をしてみようと、タイラバに変更。 テンヤを60gのタイラバに変えて、巻き巻き、巻き巻き。 アタリがないままひたすら巻きます。 巻き巻き、巻き巻き・・・巻き巻き、巻き巻き・・・ 巻き巻き、巻き巻き・・・ 巻き・・・ガツンッ!!! ヒット~~~~~~♪♪ (と心の中で叫びます) が・・・ 巻き上げ始めた瞬間に ”フッ” OH My God !!! 痛恨のフックアウト。 この瞬間を目撃していた人は周囲にいないようだったので、小生は冷静な顔で巻き巻きを続行。 しかし、その後はアタリを見ることなくタイラバはやめることに。。。 テンヤの釣りに戻して暫く粘ってみますが、結局その後は盛り上がりもなく終了。 船中の釣果は四隅の人を中心に、良い人でハナダイ交じりでチビ真鯛が数枚。その他の人は外道メインという感じで、船長さんも今回は釣果写真を撮影しないほどの不漁でした。 今回の釣行では本命の真鯛こそは獲れませんでしたが、ベイトタックルによるテンヤ釣法に確信が持てたという成果は挙げられました。 従来はベイト・リールのスプールに掛るブレーキが、テンヤの落下速度を遅くし、結果として大きな糸ふけをつくることが問題とされたベイトタックル。 これは性能のよいタックルと、少しの工夫をすることで克服できることが実証されたわけで、あとは如何にベイトタックルのメリットを活かせる釣り方ができるかが課題ということになります。 フォールのアタリを取っていくテンヤ釣法ではきっとご利益があるのではないかと期待してます。 まっ、ここまで拘る必要もないのでは?という声も聞こえてきそうですが、小生的には興味のある課題ということでご理解下さい。 いつか船の上で、周りの人達が首をかしげるような一人爆釣ショーをやることを夢見て頑張ります! この週末はタコ&真鯛の正月ネタ・リレー そのXデーになるかもしれませんね(爆) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 24, 2010 03:44:01 PM
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