唐変木　Crazy About Fishin'

9月9日　曇りのち晴れ

会社の同僚と4人でボート釣りに行ってきました。　
うち二人はボート初体験。
釣行前より入念に計画を練り、青物一本勝負に決定。
小生にとってはビシ釣り初体験であった。

台風が去ったあとの初釣りということで、舟宿からは沖に出ないよう注意があった。
２漕のボートに分乗して引船してもらい、ポイント到着は朝の６時過ぎ。
小生は既に竿の準備を完了して、あとは仕掛けを取り付けるだけの状態だ。

小生は同乗の同僚にアンカーを入れるよう指示。
アンカーを手にしようと後ろを振り向きながら舟のヘリに手をかける同僚。
体重90kgを超える体重をへりにかけた瞬間・・・舟が大きく右に傾く。。。

一瞬の出来事だ。
船首側から海水が入ると同時に、ボートはあっという間に転覆。（驚！！）
スローモーションの映画を見るような光景で同僚が海に・・・そして小生も静かに海に放り出された。。。

転覆直後。　犯人はこいつです。（怒）



こんな状態で一番最初にとった行動は、釣具の確保。
道具を入れたバックとクーラーボックスを直ぐにつかむ。
同時に釣り竿の行方を・・・3本のうち2本を確保！
一本は残念ながら折れている。。　残りの一本は（一番高い竿）は海の底へ。。。
直ぐに近くにいた仲間のボートに道具類を積み込んでもらう。
次に、ライフジャケットのポケットにある、デジカメと携帯を仲間に渡す。
が・・・どちらもアウト（泣）

救援の舟が来るまで、海に浮かんだまま15分ほど待つ。
周りのボート達からは冷ややかな視線が・・・恥ずかしい。。
仲間のボートにつかまり、タバコを一本つけてもらい、海に浮かびながら一服して冷静さを取り戻す。　水温は高いのでさほど辛くはない。

意外と冷静な小生。。。


救援ボートに乗り、一旦岸まで戻り転覆したボートを帰りを待つ。
周りにはこれから出船の人々が多数・・・全身びしょ濡れのオヤジ二人を冷ややかな目で見ているような。。。なんとも情けない。
砂浜で震えながら小一時間、船底を上にしてボートが引かれて戻ってくる。
戻ってきた道具類は全て海水漬けだが、とりあえず水切りをして体制を整え直す。
ボートの水抜きは終り、竿も一本残っているので、何とか釣りはできそうだ。

朝8時。　
初めてのビシ釣りを体験せずに帰るわけにもいかない。
リベンジを誓い、再度出船だ！

朝の一番良い地合は逃したものの、ポツリポツリと青物が釣れ、初めてのビシ釣りは釣果を伴い終了。　結果はイナダ３（40cmクラス）。　強烈な引きを楽しめたので、これもまた病み付きになりそうである。　

　

今回は初めてライフジャケットが活躍したのが収獲であろうか。
竿2本、携帯、デジカメ、車の電子キー、皮財布、潮漬けの道具類・・・損害総額は10万を超えるだろう。。。（泣）

それでも、家では一匹3万円相当のイナダを家族6人で味わいました。　
なんともお金のかかった釣りである。。。

でも、小生の釣り人生には貴重な体験となった。

教訓
1.体が大きく、注意力のない人とはボートに乗らない。　できれば一人で。　　
2.携帯、デジカメは防水袋に入れ、クーラーボックスに。
3.ボート釣りでは、できるだけ道具を少なく。　高価なものは持っていかない。
4.ボートの時は着替えとバスタオルを持参する。