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カテゴリ:Entertainment
あべのハルカス美術館で開催していた新印象派(展)を観てきた。 ざっくり言うと印象派終盤にあらわれた点描,しかも科学的な点描の歴史展だ。スーラ,シニャックなどで有名な点描は当初極めて衝撃的に受け止められ,やがて色彩科学へと発展し,科学的に計算された精密点描にまで高じるが,行き過ぎてしまい,逆に感覚的な点描にもどり,やがてはマティスなどのフォービズムへと受け継がれて行く,といった流れだった。 スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」は展示がなかったが,モニターで解説が流れ,本作の習作は掲示されていた。これは実物をみたら圧巻だったろうなと想像できる。シニャックの「サントロペの松林」もビロードのようなマニエールの木の葉の絨毯が見事だった。 でも一番印象に残ったのは,マティスの「日傘の女」。本展覧会の趣旨とは異なると思うがインパクトが違いすぎる。色彩の真髄に迫っている。 これらの点描を新印象派と呼ぶこと,モネなどがシーラ達を認めなかったが,ピサロは強く支持していたこと,など勉強になった。 この日は混んでいて展望台はパスしたが次回は行くことにする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年02月28日 21時27分42秒
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