1496579 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

サイド自由欄

カテゴリ

バックナンバー

June , 2024
May , 2024
April , 2024
March , 2024
February , 2024

キーワードサーチ

▼キーワード検索

楽天カード

December 10, 2012
XML
カテゴリ:カフェ開業のコツ
モカイエルガチェフェ試飲と香味評価で脱線したことを、更に脱線させます。


なぜわざわざこんな面倒なことをしているのかと言えば、ただ焙煎したてで新鮮ですという切り口だけでは、もう価値にならない時代になってしまったため。それに変わるものとして、スペシャリティコーヒーやサードウェーブなど新しい切り口は生まれていますが、こういうものも結局はひとつのブームでしかありません。つまり売り手側の論理であるということです。

結局コーヒー店が持っていなければいけないのは、おいしいコーヒーを作る基本の技術と、それをいかに伝えていくかの方法の2つです。今のように原料の目新しさだけで売るスタイルはみんながやりだしたら終わり、、つまり頭打ちが早いわけです。

一部のコーヒー店を除き、真面目にお客さんを見ているお店であれば、その頭打ちはすでに実感レベルとして捉えていてもおかしくはありません。もっと言えば、現状のおかしさに気付く、、と言ったほうがわかりやすいですか。。なんとかそのおかしな枠組みから脱しようと、日々お店は情報を集めて新境地開拓をするわけですが、それが原料のみにフォーカスするだけでは視野が狭くなるだけでなく、大切なものを捨てていくようなものです。この先には、明るい未来などありません。他店と違いを生み出そうとすればするほど、差異が小さくなっていくバラドックスを受け入れるしかないんです。今の流れがなぜ生まれ、この中で誰が得してるのかを考えてみれば、よくわかることです。

結局今やっていることは短期的なマーケットでしか通用しない小手先レベルのことですからね。気付いているお店はすでに危機感を持って動いているでしょうし、今はまだ動いてないということであれば、それは身にしみて気付いてないということであって、まあ今よりもこの問題が表面化しないと本当の意味では実感しないのかもしれませんけど。。でもその「誰もが実感したとき」ではすでに遅いんです。後手後手にまわっている状態は先細りにしかなりませんからね。

時代が変わっても、技術をしっかり持ってるお店はやはり強いです(技術バカはダメですが)。こういう時代だからこそ、基本となる部分を今のうちにしっかり学び固め自分の中に取り込むことが大切です。小手先レベルでは、消費者もいつまでもバカじゃありません、今まで必死で積み上げてきた信用も一瞬で吹き飛びます。ようは、いつまでも誤魔化しではやっていける時代ではないんです。周りが時代に流されている時だからチャンスがあるわけで、つまり、時代の影響を受けない技術と考え方を身につけ、そして、それをいかに見える化していくか、、これに8割の時間を使うこと。常にこれを基本に先を見据えていくこと。違う業界の方々とお仕事をしていても、やっぱり基本が一番大切なんだと感じます。

上海で増え続けているカフェを見ていて、5年後に残っているお店なんてきっと1割もありません。それは日本の過去のブームを振り返ってみても、どれだけのモノ、コトが残っているでしょう。所詮はブームで出てきたものはブームが終わればそれと同じく消えていくものがほとんどだということと同じです。

コーヒー店経営も楽ではありませんが、真面目なコーヒー店には生き残っててほしいですね。そのためには時代が変わっても変わらない生きる術を身につけることですね。頑張りましょ。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  December 10, 2012 07:12:12 PM
コメント(1) | コメントを書く
[カフェ開業のコツ] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.