二日まとめて(茶摘み、薪取り、誕生祝い)
Monday, May 11, 2020 午前3時起床。晴れ。 起き出して朝の日課、いつも通り本を手に取りました。しかし、気も漫ろ。朝露が気になって仕方ありません。今日は茶摘みでした。茶葉が濡れると、摘むのに支障を来します。風が吹いてくれると、その懸念はないのですが。夜の白んで確認しました。案の定、濡れていました。陽の射して乾くのを待ちました。写真は朝ご飯のおかずです。収穫のグリーンピースを卵とじ。 作業を始めた時刻は午前8時半。2時間半掛けて、摘み終えました。数日前にも掲載しましたが、これを背負ってやっつけます。右側がエンジン。左が刃の付いたアタッチメントです。これに筒状の袋を装着します。写真でいうと上部側です。縦縞の入った部分はブロアーになっていて、刈り取った茶葉を袋の方に吹き込むのです。 次の写真が袋です。一部にメッシュの網部分があり、空気はそこから抜けます。袋の尻を絞ってそれを妻が持ちます。二人しての作業です。茶葉が袋に一定量溜まると、日陰に広げたブルーシートに広げます。これを繰り返すのです。私もですが、袋の重くなると、妻には応えるかと。 摘んだ茶葉は時間との闘いです。一刻も早く製茶工場へ持ち込まねばなりません。引き続いて袋詰め作業。それを軽トラに乗せました。シャワーで汗を流し出発。 農協の営む製茶工場は、拙宅から30kmほどをドライブ。天下の清流番匠川の上流、本匠・因尾地区にあります。其処は茶処。因尾茶は知る人ぞ知るブランドです。道中、刈り取りを終えた茶畑が広がっていました。写真はその横に広がる蕎麦畑です。両者のコントラスト、きちんとした整列の具合はどこぞの国の庭園を思わせます。 持ち込んだ茶葉の量は60Kg。これが製品になって戻ると1/4程度になるはずです。半分を父母に渡し、残りは自家消費。色が出るだけの渋茶です。B級品だけに近所への裾分能わずです。写真はベルコンを伝い、釜の中に入っていく拙宅の茶葉です。仕上がりまでに1週間程度かかるとのこと。受け取りは蛇崎にある農協南支店となります。 余談です。持ち込んだ折、丁度昼時でした。職員さん、箸を置き、笑顔で対応してくれました。こっちが客とはいえ、有り難いことです。田舎ならでは。有り難うございました。鄙にあっては何かに付け、農協が生活のよりどころです。気安さのあるのを垣間見たというか、実感したというか。 今日は、珍しく妻が軽トラに同乗。帰りは腹が減りました。手っ取り早く、ラーメンを食べようか。白龍に突っ込みました。 外食は久しぶりです。拙宅は自宅でおさんどん。コロナウィルスの影響による自粛如何に関わらず、です。昨春、私の退職以来、ずっとです。それを支度の妻に感謝です。さてものラーメン、田舎・佐伯にあっては珍しい券売機がありました。ん?右上に横文字が。タガログ語です。トッピングのことと、先に食券を買う旨が書かれているようです。あっ、そうか、近くに大勢の働く造船所があります。インドネシアの人たちが働きに来ていると聞いたことがあります。その人たちのためなんだな。それにしても英語表記でないのがいい感じです。暖簾を潜るとカウンターは満席。奥のテーブル席が空いているようでした。 NEO佐伯ラーメンを注文しました。豚骨濃いめです。塩気も結構な強さ。汁も麺も少なめでした。全部を干しませんでしたが、コップの水を美味しく感じるほどのこってり。価格は丁度1ラー。リピありです。 家に戻ってのおやつにこれが出て来ました。グリーンピースの甘煮です。砂糖を控えたのか、豆自体の味が勝っていい感じでした。おかわりしました。 再度、野良に着替えました。茶摘みに使ったあれこれを片付けた後は菜園野菜の手入れ。水遣りに時間を要すようになりました。始末を終え、午後5時、地下足袋を脱ぎました。「あなた、今日はしゃぶしゃぶよ、準備の出来るまで飲まないで」 そうしました。私の健康を気にかけてなのか、豚肉がメイン、牛は少ない。写真はそれとは別、前菜の野菜盛り合わせでです。キュウイを食べず嫌いですが、これは美味しかったです。茶摘みの疲れもあってバタンキュー。今日の一句本匠に初夏を告げたり蕎麦の花とじ玉に青々光る豆翠豆を煮る妻の笑顔や夏来たり今日のランなし今日の酒サッポロ黒ラベルレギュラー1缶 麦焼酎ロック2 赤ワイングラス2今日の写真は南瓜です。この種は蔓が短く、面積を広く取らないと聞いて、早速植えました。下に敷き草を差し込みました。なんだか喜んでいるような葉の広がりようです。Tuesday, May 12, 2020 午前5時起床。薄曇りのち晴れ。 昨日の疲れが尾を引いていました。野良着に着替えるのが億劫でした。朝のうち、ぼんやりの時間を過ごして後、地下足袋を履きました。昨日、茶摘みを終え、決まりがつきました。今日は親方の山に薪取り。こんなところを通って分け入ります。切り出しは既に夏山の暑さでした。 先だって倒して置いたものを玉切り、1車をこさえました。ここから運び出すのは3台目です。もう1車分、ありそうです。 余談です。年が明けて此の方、既に軽トラ14台分を家に運びました。仙崎の桜を5台、大中尾から椿を7台、そして今日のを加えると15台分となります。一冬越すのに足か足りないか、微妙な量です。次の写真は波越集落、人家の途切れる辺りに迷い出たジムクリです。長さは70~80cmほどか。冬眠から覚めたばかりなのか、近づいても動きませんでした。寝惚けていたのかな。 親方が椎茸の駒打ちをしているというので、帰りに其処へ廻ってみました。お客さんがあり、難しい書類に関しての遣り取りをしていました。面倒臭そう。何枚もの書面に署名していました。親方は相手に判子を渡して曰く「うまいとしちょってくりぃの。もう目がうすぅーなっしもうて、なんもみえんのじゃーがよい」 お客さんは困惑の様子。 世間話をする余裕はないようでした。写真は親方の作業場横に咲く晩白柚の花です。これを1枚撮しただけで家路へ。 正午前に帰宅。妻曰く 「あなた、昼ご飯はこれで我慢してね。今夜、あなたの誕生祝いをかねて母が庭を芝刈りのお礼をするわ。御馳走よ。だから昼は控えめね。つね三にテイクアウトを頼んでいるから、夕刻、一緒して頂戴」 小松菜のジュースと菠薐草でした。 午後、薪割り。発電機と薪割り機が活躍しました。それを終え、野菜に水遣りと石拾い。午後4時、地下足袋を脱いでシャワー。今日もよく働いた。午後5時過ぎ、つね三を訪ねました。暖簾を潜ると、TOS(大分県の民放)が店の料理を撮影しているところに行き遇わせました。コロナ禍にあってテイクアウトの品を取材中かと(未確認)。来週の金曜日(22日)、午後5時15分からの放送で使うそうです。それでもって、今撮影中の料理、それは、私が持ち帰る予定のものでした。取材用ですから、大将、手を抜かずの渾身。こちらにとっても有り難い。待つ10分間に生ビールを1パイ引っ掛けました。 次の料理は義母宅に広げたあれこれです。ごっつぁんです。エビスビールと冷酒で流しました。3人で囲む食卓、話題は必然、離れて暮らす家族のことです。私たち夫婦の娘息子のこと、義弟夫婦とその息子娘のこと。岳父の思い出話も。こんな感じのシーン、ドラマだとしんみりなることが多いのかもしれませんが、そこは明るい性格の義母、パンパかパンの私とも相まって、3人終始笑顔、楽しい夜が更けました。 帰宅して、妻の目を盗んで1ショット。 アイラブラックボトルが空になりました。もう空か、瓶を振ったとき、裏に貼ってあるラベルに目が留まりました。 なになに?ガバメントガイドライン?何だこりゃ。よく見ると、飲み過ぎを警告するラベルです。英国政府が毎日のウィスキー飲酒量、男性は3~4ユニット、女性は2~3ユニットに止めなさい、加えて妊婦の飲酒は遠慮するように、という注意書き。ここでいう1ユニットは25ccです。ウイスキーのシングルは通常30mlです。男はそれを4~5杯が限度ということか。ふーん、そうなんだ。これがスコッチ本場の目安です。 余談です。ガイドラインをして「目安」という言葉が頭を過りました。目安を英訳するとstandard。もう一回日本語に訳し直すと「標準」となりましょうか。つい先だって、目安であって基準ではないという言う人がいましたが、白を白といわず、厚顔無恥も極まれりです。今日の一句深山に初夏の来たりて河鹿鳴く今日のランなし今日の酒生中1 エビスレギュラー缶1 冷酒300ml ウイスキー1ショット今日の写真は母の日に届いた焼き菓子です。義弟の嫁さんが焼いたものを義母に送ってくれたそう。彼女、こさえて喫茶店等に卸しているそうです。本格的なんです。幾つかを裾分してくれました。頂きます。