本当の「手づくりの家」
いきなり問題!!大工さんの商売道具です。いくつ読めましたか???1.錐(きり)・・・木材に比較的小さい孔をあけるための工具2.鑿(のみ)・・・木材を加工する工具3.鉋(かんな)・・・木部表面を平滑にするための道具4.砥石(といし)・・・刃物を研ぎ、または磨く材料5.曲尺(さしがね)・・・長枝と短枝とから成るL字形のものさし。長さを測り、直角を作 り、仕口(しくち)その他の墨付けをするためのもの6.罫引(けびき)・・・定規台に竿を差し、その端の一方に罫引刀を取り付けた木工具7.鋸(のこぎり)・・・板などを切断するのに用いる工具8.墨壺(すみつぼ)・・・直線を引くのに用いる道具9.槌(つち)・・・材を叩き、あるいは打込むために用いる工具 以上は大工道具のほんの一例でしかありません。しかし、これらほんの一例の大工道具すら一切使わないで完成を迎えてしまう住宅が増えてまいりました。プレカット工法によるコスト削減、住宅部材の画一化、新建材の濫用などにより「熟練した大工さん」が必要なくなり、技術・経験が無くても建てることが出来てしまう「商品化した家」が多いように感じるのは大変寂しい思いがします。「家」は誰が建てるの???今までは大工さん!!と誰もが思っていましたが、近い将来 子供たちにこの質問をすると「わからない」もしくは「組立て屋さん」と答える日も近くはない!!地場の工務店はみんな思っているのでは・・・。愛着のある我が家の骨組みくらいは、機械よりも温かみのある人間の手で造られたものの方が良いと思いませんか?これこそが人にやさしい、人に温かい家づくりなのではないでしょうか。