へそ曲り設計士の建築学入門

[神社建築] カテゴリの記事

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  正月準備オッケー

  地元氏神様・・・正月参拝用に「鈴の緒」が３本になりました。正月に向けて準備はオッケーです。来年もよろしくお願いいたします（ホンボ）

  2017.12.31

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  屋根の点検

  射水市内のとある神社　階段を５０段上ると拝殿があります。毎回息を切らしながら登ります。雪が降る前と雪が融けた後の年２回、屋根瓦のメンテナンスに伺わせてもらってます。拝殿・本殿の周りは高い木が立ち並び、枝や杉葉が屋根に悪さをします。杉葉が軒樋を埋め、雪で折れた枝が屋根瓦を破壊し、雨漏りを誘発させます。雪ももう積もらないだろうと今年初めて下見に行ってきました。予定通り地面には瓦の破片がいくつもいくつも・・・。でも今年は雨漏りに直結するような被害はないようにみえます。階段部分のコンクリートの割れモルタルのはがれが結構見受けられました。氏子の数が年々減少する今日、補修したくても予算が・・・。寂しい限りです。

  2017.02.21

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  竣工慶賀祭

  昨日は十社大神の竣工慶賀祭が行なわれました。気になるお天気も午前中はなんとか持ちこたえてくれ、役員一同「ほっ」１０時から拝殿において責任役員、総代、そして工事関係者等おはらいを受けたのち玉櫛をささげました。地鎮祭などで幾度となく経験してきた事ですが、今回ばかりはさすがに緊張！式も終わりに近づいたころ工事関係者に感謝状の授与。５０人くらいの前で感謝状が神主さんより読まれたときには感無量。施工者冥利に尽きます。昨年亡くなったオヤジもこの事業に携わってきたこともあり、なんとも感慨深いものがあります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鏡開きの様子。フタがなかなか取れないのをよくテレビで観ますが、そんなハプニングもなく威勢のよい掛け声とともに「ポン」　樽酒最高！！おいしいお酒を頂きました。　　　　　　　　　　　　　　　　　獅子舞がこの行事に華を添えてくれました。今回　獅子頭を新調したということで若衆も張り切っております。同時に稚児行列、餅まきがおこなわれ境内は大いに盛り上がりました。全てが終わったのが１２時すぎ、その後まもなくして大雨　日頃の行いが良いとはこの事なのでしょう

  2009.11.02

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  完成

  以前より進めてまいりました神社建築が完成しました。場所は富山県射水市三ケにある十社大神（じゅっしゃおおかみ）と言うお宮さんです。工事内容は「参集殿の改装」、「神輿堂兼神符授与所の新築」、「宝物殿の改装」です。　　　　　　　　　　　　　　　　参集殿・・・既存の玄関が狭かったので、少々増築を行ないゆったりとしたスペースを確保。　　　　　　　看板も以前の物を削り、新しく「参集殿」と書き入れました。　　　　　　　　　　　　　　　　参集殿外部廻り・・・外壁は既存のトタンを撤去し、スギの下見板張りにしました。　　　　　　　　　　屋根は新しく瓦を葺き替え、雨樋廻りも全て新しいものに。　　　　　　　　　　　　　　　　参集殿内部・・・主要な柱と梁は残しつつ、できる限りの内部改装を。「長年のひずみ」でしょうか？床や壁などにかなりの傾きがあり、修正するのに一苦労。鴨居の上部には、この事業に賛同し寄付を頂いた方々の名前がギッシリと掲げられております。（写真が悪くてすみません）　　　　　　　　　　　　　　　　宝物殿外周・・・参道に豆砂利を敷き詰めることで雰囲気が出てまいりました。　　　　　　　　　　　　　　　　宝物殿正面・・・階段部分は既存のものを一度取り外し、カンナで削ってから再取付。　　　　　　　　写真には写っていませんが、式台部分は本殿に使われていたヒノキ材を贅沢に使用。　　　　　　　　　　　　　　　土足で上がるのがもったいないほどです。　　　　　　　　　　　　　　　　宝物殿内部・・・扉を開けて一歩目！光り輝いているのは、本工事で取り壊した旧神輿堂に使われていたスギ材です。幅が３尺×２尺で厚みが１寸ほどのスギ材を耐力壁として、柱の内々に落とし込んでありました。昔の大工さんの知恵に再敬服。下手なスジカイよりも強いのは明らかです。その材料を解体時にそっと取って置き、今度は床板に再利用しました。　　　　　　　　　　　　　　　　宝物殿内部・・・射水市の指定文化財となっている「こて絵」です。しっくいで出来ており、かなり大きい物もあります。以前は床置きではなく、鴨居のうえに掛けてある状態でした。そうすると自重でしっくいが落下し、文化財が壊れていくということで今度は床置きにしてあります。「こて絵」自身大きいのでショーケースも特寸の特注品です。　　　　　　　　　　　　　　　このほかにも数多くの「こて絵」が陳列されております。一般公開は１０月３１日（土）～　わたくし共　施工業者は役得・役得で、もうすでに拝見済みであります。（見る価値ありです）　是非一度ご覧になって見てください。詳しくは「十社大神」のホームページにて

  2009.10.28

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  看板作製

  写真は、各建物に取り付ける看板です。ケヤキ材、ヒノキ材、そして以前使われていたものを削って再利用したものと、建物によって材種の違った看板を取り付けます。氏子衆で、字のきれいな方に書いて頂きました。貫禄と重厚さが伝わってきます。来週末　１１月１日（日）は、いよいよ竣工慶賀祭晴れることを祈るばかりです

  2009.10.24

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  経過報告

  　　　　　　　　　　　　　　　只今クリーニング中です。　　　　　　玄関サッシの養生紙を取り、窓ガラスを拭いただけでもなんとなく明るくなったような。　　　　　　　　　　　　　　内部の様子　本日午後より畳が入ります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　絵馬堂の内部では・・・？こて絵などを飾るショーケースを組立て中　　　　　　　　　　　　　　大工さんは・・・？絵馬堂の床下に取り付ける格子を造作中です。１１月１日のお祭りに向け、着々と工事は進行中です。

  2009.10.17

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  ショーケースの壁の色

  本日は博物館めぐりに出かけました。骨董品や絵画、書道には全く興味のないわたくしですが、今回だけはちょっとした用件で。。。と言いますのも、神社の絵馬堂に大きなショーケースを５ケ置き、その中にシックイでできた「こて絵」などを飾るわけですが、そのショーケースの床や、壁、天井はどんな材料でそしてどんな色彩が使われているのか？を見てまいりました。最初は富山市の水墨美術館。特別ご招待券を２枚頂いたこともあり、かみさんと一緒に。今日は国宝の絵が展示してあるとのことで駐車場も満車でした歴史的に価値のある屏風などがたくさんあるなか、それらには目もくれず壁面のクロスの色を観察！館内での撮影は禁止ということもあり、頭のなかにしっかりと焼き付けてまいりました。その反面、どんな国宝があったのかは皆無です次は富山城へ・・・。なにか参考になるものはないかと、拝観料２００円を払って天守閣まで登りましたが、数年前にお城の補修工事を行なったのが良いのか悪いのか、あまりにもきれいになり過ぎていて、う～ん収穫なしでも一応記念にと天守閣からの写真を１枚。現在ブログを書きながら思うこと！上の写真を見てもわかるように、なんの迷いもなく無意識のうちに瓦屋根の鬼瓦部分を撮ってます。これも職業病なのでしょうか？

  2009.10.11

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  そろそろ大詰めです

  １１月１日のお祭りに向けて工事の方もそろそろ大詰めです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　絵馬堂の階段です。柱をジャッキアップしてほぼ水平になりました。　　　　　　　　　　　測ってみると約１０ｃｍずれておりました。　　　　　　　　　　　鉄筋は土留めの擁壁を造るためのものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　参集殿の玄関部分　　　床は豆砂利仕上となっております。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大工さんは？？？ということで現在は、この改築工事にご賛同を得、ご寄付くださった方々のお名前を書く木札を造っております。材質はヒノキ材。長さ約１２ｃｍ、幅４ｃｍ、厚さ７ｍｍのものを約１０００枚造ります。作業場のドアを全て開け放すと、ヒノキのいい香りが事務所の方まで匂ってきます。

  2009.10.03

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  下見板張り

  外壁の下見板（したみいた）の造作状況です。写真下部に防腐塗料のサンプルが見えますが、このあと宮司、総代の皆さんと色決めを行います。実際に外壁に取り付けるとこうなります。材質はスギですので杢目が１枚１枚ちがい、統一感がないのでは？とよく言われますが、まぁこれも無垢材の良いところだと思っていただければ幸いかと

  2009.09.08

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  途中経過

  ９月に入りました。今年の夏は冷夏で日照時間も少なく職人さん達にとってみると、過ごしやすく、仕事がしやすい気候でした。（農家の方々には申し訳ありませんが。。。）途中経過です。だいぶ形になってきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　玄関部分　腰部分はスギの下見板張り、上部壁はＣＬモルタル塗の予定　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大工さんは只今　床の間部分を造作中です　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　３６帖の大広間。少々手間はかかりましたが天井にもこだわってみました。名誉ある仕事ですので、最後まで気を抜かず一生懸命がんばります。

  2009.09.02

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  玄関屋根

  玄関の屋根工事ほぼ終了です。むくり屋根で蓑甲造り（みのこうつくり）となっております。蓑甲造りとは？？？を説明しようといろんな資料、インターネット等で検索しているのですが、、、なかなか簡単に説明できません「百聞は一見に如かず」で現場を見ていただければ、普通の屋根との違いは明らかですのでよろしく　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　間口が１０尺５寸と狭いので、むくり具合は少々判りつらいのですがやはり重厚できれいです。破風板はピラー材を使用しました。

  2009.08.08

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  外部廻り

  外部廻りを造作中です。梅雨時期の工事ということもあり、空模様とにらめっこしながら屋根瓦を葺きました。大工さんは只今サッシを取付中（ブルーシートで見えませんが・・・）　　　　　　　　　　　　　　むくり屋根が美しい入母屋造り。今から化粧破風板を取り付けます。材質はクサマキ材！！と行きたい所ですが・・・予算等々もありスギ材に決定。　　　　　　　　　　　　　　基礎工事も始まり月末には新しい玄関の形が見えてくる予定です。

  2009.07.11

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• 解体してみて分る事

  参集殿の解体工事を行ないました。すべて取り壊すのではなく、柱・梁・スジカイなどを残して内部の床・壁・天井を解体しました。床は、床下が高かったので土台などの腐朽は一切みられませんでした。一安心！！しかし布基礎が下がったのか、床のレベルがひどい事に。６ｃｍ強も高低差がありました。ビー球が激しく転がります。壁は、予想通りスジカイがほとんど無く、よくぞ長年持ち堪えてきたなぁ・・・。と第一感天井は、これまた予想通り太くて長い梁が顔を出しました。見るからに強そうです。こういった立派な梁を、現代の子供たちに見せてあげたい。大壁造りの住宅が多いので、どんな風に家が建てられ、どんな風に屋根の重さに耐えているのか？などの素朴な疑問には一目瞭然です。大工さんは只今　床レベルの修正を行なっているところです。長雨にならなければ良いのですが・・・。

  2009.07.03

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  本格着工です

  本日より本格着工です。といっても、今日は解体工事のみ。絵馬堂の入口に雨よけが設けてあったのを取り外しました。今でこそアルミ製で透明ガラス張りの雨よけが主流になりつつありますが、昔は木製の柱にトタン張り！！中が全く見えない状況でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　古い雨よけを取り外した後の状況です。う～ん！！なんとも格式高い。。。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　階段の側面の状況です。かなり傷んでいて所々に腐朽もみられます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただし、上部の方は雨よけの成果でしょうか！？ほとんど無傷です。　　　　　　　龍の彫刻です。細かい仕事が成されております。写真のマズさは少々ご勘弁を。。。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　頭の部分です。雨よけがあったため、この向きでじっくりと見たのはこれが初めてです。　　　　　　　この神社建築の仕事を請け負うことになってから、たくさんの神社そして彫刻梁を見てきましたが、うん！負けておりません！！　　　　「何十年ぶりにベールを脱いだ」そんな感じがしましたので思わずシャッターを

  2009.06.06

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• 地元神社建築

  縁あって、地元の神社の改修工事を請け負うことになりました。文化会館（集会施設）の外部・内部の改装と絵馬堂（えまどう）と呼ばれる建物の修繕・補修工事です。絵馬堂には射水市の重要文化財に指定されているシックイで造られた大きな絵がたくさん飾られております。それらをショーケースに展示し広く市民に見ていただこうという訳です。神社建築を行なう上で、各地域のお宮さんを数多く見てまいりました。建設費用は、地元氏子衆の寄付によるものですから、各々予算にあった工事内容が成されておりました。工夫されているなぁと関心させられます。実は今朝も、砺波市のお宮さんを見てきました。新聞にカラー写真付きで紹介されていたのでカメラ片手に早速と。。。明日が竣工式らしく境内入口には大きな看板や紅白の垂れ幕。階段を上って建物を見ますと、いやはや立派です。ケヤキの式台は圧巻です。商売がら、値段はいくら掛かってるのかな？など思いつつ、氏神様に一礼して帰ってまいりました。地元氏子衆の心の拠りどころであるお宮さんを工事させていただくのは大変名誉なことであり、その分責任もございます。１１月の完成まで一生懸命がんばって行きたいと思います。

  2009.05.23

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