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カテゴリ

2010.10.11
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テーマ:ニュース(99486)
カテゴリ:その他
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101010-OYT1T00413.htm

軍事禁区「認識なかった」解放の高橋さん帰国

中国河北省石家荘市で、軍事管理区域に立ち入り違法な撮影を行ったとして、中国国家安全局に拘束されていた中堅ゼネコン「フジタ」の現地法人「藤田中国建設工程有限公司」(上海)社員、高橋定(さだむ)さん(57)が10日、帰国し、東京都内のフジタ本社内で記者会見した。
高橋さんは解放から一夜明けた同日午後0時30分頃、上海からの中国機で羽田空港に到着。家族と同社で再会した。
会見で高橋さんは「日本国民の皆様にご心配をおかけして、おわび申し上げます」と切り出し、「日本に帰って、大変うれしく思っている」と話した。
自らが撮影していたビデオを中国当局の取り調べ中に見せられたところ、「軍事禁区」であることを示す看板が録画され、同行していた現地法人の中国人社員が、軍事禁区であることを指摘する音声も録音されていたという。高橋さんは「軍事禁区という意識で撮影はしていない。(中国人社員の声は)認識していなかった」と説明した。
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ビデオ撮影に夢中になって中国人社員の警告が耳に入らなかった、という意味では不幸な偶然です。ただ、日本ではない以上は、この種のことには常に留意していなければならないのは当然のことです。
日本では自衛隊や在日米軍基地は厳重な鉄条網で囲まれていますが、世界にはそうではない国だってたくさんあります。

以前に、どこかの中小企業の社長が米国行きの飛行機の中で「爆弾をもっている」と冗談を言って逮捕される騒ぎが起こったことがあります。(しかし、あれはいつのことかと思って検索したら、実はこの種の騒ぎは世界中で起こっていて、あちこちで逮捕者が出ているようで、特定できませんでした。中国でも起こっています)そのくらいいいじゃないか、などという言い訳は、日本では通用しても外国では通用しません。
なんてことは、別に私が書かなくても、現地に何年も住んでいたであろう駐在員の方は当然知っていただろうと思うのですが、魔が差したんでしょうかね。

以前にも書いたことがあるかも知れませんが、私は21年前に南米に行ったとき、ペルーのリマに着いたとたんに、いきなりペルーの公安警察がホテルにやってきたことがあります。さすがに部屋にまで踏み込まれたわけではありませんけれど(だから、多分具体的な容疑があったわけではないと思います)、フロントから呼び出されて言ってみると、「要注意人物台帳」みたいな分厚い台帳をもった刑事が2人いて、私からパスポートを奪い取ると、一生懸命台帳と照合しています。
結局は何事もなく、パスポートは返されて、2人の刑事は帰っていったのですが、当時まだ21才、スペイン語もまだろくに話せない頃でしたから、もしこのまま捕まったらどうしようと、非常に不安でしたし、その後ペルーに滞在している間、頭の片隅にちょっと引っかかっていて、ボリビアに出国したとき、何となくホッとしたようなことを覚えています。当時、ペルーはアラン・ガルシアの前回政権の末期で、国内は騒乱状態、センデロ・ルミノソのテロも激しく、インフレもものすごい状態でした。

で、ボリビアの次に行ったのが、当時まだ軍政下のチリです。チリはペルー・ボリビアと国境を巡る対立があります。以前の記事で、チリの北端アリカから首都サンティアゴまで1600kmバスの旅をしたことを書きましたが、この間、アントファガスタの少し南あたりだったと思いますが、2回か3回軍の検問所を通過しています。そのたびに乗客はバスから降りて身分証のチェック(私はパスポートチェック)があるんです。荷物検査があったかどうかは記憶がないですけれど。
何しろ、「あの」チリの軍隊(多分カラビネーロス=治安警察軍だと思いますが)ですからね、ただただ黙って指示に従うしかありません。
民政移管された今もそんなことをやっているかどうかは知りませんが、多分やっているだろうと想像しています。

そんなこんなで、外国では日本の常識、日本の行動パターンは通用しない、ということをそのとき痛感したのです。南米だって中国だってそれは同じことでしょう。
逆パターンもありまして、ボリビアでは未精製のコカの葉(コカインの原料)は合法です。普通にお茶にして飲みますし、鉱山労働者は日常的に葉を噛みながら仕事をしています。それがボリビアの「常識」ですが、そのままコカの葉を日本に持ち込むと、逮捕されることになります。





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最終更新日  2010.10.11 11:47:26
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