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カテゴリ

2015.12.09
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カテゴリ:戦争と平和
オスプレイ、水陸両用車など「高額輸入品」導入で国内防衛産業が窮地に…しわ寄せは弾薬、被服にも
中国の急速な軍拡や海洋進出、北朝鮮の弾道ミサイル脅威に対応するため、自衛隊で組織や装備の変革が急速に進んでいる。とりわけ陸上自衛隊では垂直離着陸輸送機V22オスプレイや水陸両用車AAV7など、高額な装備品の新規導入が相次いでいるが、そのしわ寄せが弾薬や被服など“地味”な分野の予算に及びつつあり、国内の防衛産業維持の観点から懸念の声が上がっている。~
弾薬製造は自衛隊以外にマーケットがなく、“軍需”に頼るしかない世界だ。しかし、陸自の弾薬購入予算の推移をみると、平成2年の900億円弱をピークに漸減し、26年度は700億円、27年度には612億円まで落ち込んだ。さらに28年度予算案では、概算要求段階で500億円に激減した。
背景の1つに、防衛省が近年、装備品の「まとめ買い」を増やしたことがある。島嶼防衛など対中シフト移行には多くの新規装備品が必要となる。コストを抑えるため、目標数量に達するまで複数年度に分けて買い足すのではなく、単年度でまとめて契約する方法を採用したのだ。~
その結果、陸自の航空機に関する予算要求額は、対前年度比で約2.5倍の1506億円に膨らんだ。一方で予算には枠があるため、突出する項目があれば、どこかにしわ寄せが来る。その“貧乏くじ”を引かされたのが弾薬というわけだ。
オスプレイやAAV7などの装備品は、「FMS(対外有償援助)」という米国政府を窓国とする方式で購入する。~FMSは完成品輸入のため、国産の防衛産業は全く恩恵を受けることができない。~
弾薬は原則として自国生産で賄うのは国際的にも常識で、国内防衛産業の衰退は、総合的な「国防力」の弱体化を意味する。派手で目を引く装備品導入の見返りに、地味だが不可欠な経常経費が削減され続ければ自衛隊の精強性は維持できない。単なる「業界の陳情」と見過ごせない問題といえそうだ。

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さすがに、この記事は軍需産業の露骨な太鼓持ちなので、各所で評判が悪いようです。自衛隊のオスプレイ導入を絶賛していたのが、当の産経新聞だからです。

垂直離着陸輸送機V22オスプレイ 「飛行機+ヘリ」の強み、離島防衛や救急患者輸送に活躍期待

「予算には枠があるため、突出する項目があれば、どこかにしわ寄せが来る。」なんてのは、何も昨日今日発覚した新事実ではありません。無限に金の湧き出す泉があるわけではありませんから、歳入が突然大幅に増えたりしない限り、何か新たに高額な買い物をするなら、それまで買っていた何かを削るしかない。当たり前のことです。高額なオスプレイを買ったら、その代わりに削られるものがある、当然のことです。そのくらいのことは当然分かった上で、オスプレイの導入を絶賛していたわけですよね。それなのに、今更オスプレイが高価だから弾薬購入費が減らされて大変だ、と。

だったら、オスプレイやAAV7の導入をやめればよいだけの話。私は元々、こんなものの導入には反対だったから、そういう選択肢を取るなら、それはそれで大賛成です。
オスプレイはほしい、でも弾薬もほしいというなら、「そんなのは無理」と言うしかない。
なお、「弾薬は原則として自国生産で賄うのは国際的にも常識」なんて書いてありますが、詳しく検証はしていませんが、これはほぼ間違いなくウソです。
自衛隊が使っている小銃弾から機関銃弾、戦車砲、榴弾砲、艦砲の砲弾まで、自衛隊だけが使っている独自規格なんてものは一つもありません。ほとんどの弾薬が米軍と共通規格であり、かつNATOの共通規格(輸出を通じてそれ以外の国々にも幅広く導入されている)あるいは、かつては共通規格だったものです。弾薬を自国生産するのが基本原則というのが事実なら、日本と米国とイギリスとドイツとフランスとスペインとイタリアと・・・・・・がそれぞれお好みで別々の規格の銃弾を採用したって一向に構わないはずです。しかし、現実には、共通規格でないと相互に融通できなくて困るので統一規格が使われている。つまり、「弾薬は自国生産でまかなう」なんて常識は存在しない、ということです。

考えてみれば、正面装備ばかりを優先して、兵站を軽視するのは自衛隊の冷戦時代からの傾向であり、更に言えば旧軍の時代からの伝統です。旧日本軍も、大砲の数は揃えても、砲弾の数は揃えなれない軍隊でした。

ま、私としては、自衛隊が小銃弾や砲弾を大量消費するような戦争に参加してほしくないですけどね。





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最終更新日  2015.12.10 00:33:21
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