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2014.07.18
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カテゴリ:軍事
一夢庵 怪しい話 第4シリーズ 第928話 「地震兵器学」

 第三次世界大戦が勃発した場合、全面核戦争となって世界が滅びかねないリスクがあるのですが、第三次世界大戦が発生するとすれば場所は中東というか古代のバビロニア界隈が主戦場になるのではないか?という説があったりします。

 いわゆる”ハルマゲドン”というか”メギドの丘の最終戦争”の預言絡みの話ですから、当たるも八卦当たらぬも八卦の類ではありますし、そうなってしまえばどこが主戦場になったとしてもさほど大差が無いといえば大差が無い ・・・ それこそ五十歩百歩の違いでしかないような気がしないでもありません。

 第二次世界大戦末に、広島と長崎に核兵器が投下され、一発の爆弾の攻撃だけで大規模かつ無差別な殺傷を人類は始めて経験したわけですが、それ以降の核兵器の破壊力に関する一つの目安として”広島型原爆の○発分”とか”長崎型原爆の○倍”とかいった表現が使われることが珍しく無いのは御存知の通りで、少なくとも広島や長崎で利用された原爆よりも殺傷能力が高くなる方向で核兵器開発が行われたことは確かな話になります。

 しかしながら、原爆を凌ぐ破壊力を求めて生み出された水爆の破壊力が文字通り地図の地形を変えてしまう水準に到達すると、核戦争が本当に勃発するとどちらの陣営に属しているかとは無関係に人類は滅んでしまうという説に説得力が増し、1950~1960年代に個人への核シェルター販売や個人レベルでの核シェルター建設が大真面目で行われるようになった歴史もあります。

 というか、先進国では熱核戦争を前提とした大規模地下シェルターや地下都市や大規模地下街が建造されている国が珍しくなかったりします ・・・ というか、あまりに日本の都市計画が核戦争に限らず巨大地震など大規模自然災害を考慮せずに行き当たりばったりで進められてきているとも言えます(溜息)。

 憲法で戦争を放棄したのだから都市が軍事攻撃に晒されることは考慮する必要は無いというどこぞの左系の寝言はともかくとして、世界でも屈指の火山列島というか地震列島である日本で大規模地震を想定した都市設計を本気で行えば、それは自然と熱核戦争にも(ある程度)対応できる備えとなることは指摘するまでもありますまい。

 尖閣諸島絡みで中国との局地戦争くらいは起こりかねない御時世となり、尖閣諸島周辺で中国軍VS日本軍といった軍事衝突が現実のものとなった場合、日本の自衛隊に勝ち目があるのかどうか?といったシミュレーションが次第に盛んになってもきているわけですが、限定的な局地戦ならば自衛隊有利と日本の側が主張すれば、中国側の軍事筋が”原子炉などの核施設なり国会議事堂なりに通常弾頭でかまわないから一箇所に対して数十発単位、数分~数十分の内に数百発単位で複数の目標に中・長距離ミサイルを撃ち込めば1時間もかからずに中国側の圧勝で終わると主張している現実もあるわけです。

 短時間に大量のミサイルで集中的に攻撃を実施する攻撃方法を飽和攻撃と呼ぶことがあり、これは米ソ冷戦が真っ盛りだった頃に当時のソ連(現在のロシア)が対米熱核戦争を前提に考案した攻撃法の一つだったりするのですが、これを書いている時点の日本の対空防御能力で考えると、所有しているイージス艦などが適切に対応でき、迎撃ミサイル網なども機能し、事前準備が完璧に終わっている最良の条件でシミュレートしても、10~20分くらいの間に合計で50発を超える規模で複数の攻撃目標にミサイルが分散しながら飛来してくる程度の想定でさえ、かなりの高確率で迎撃に失敗し致命的な被害を被る可能性が高かったりします。

 もっとも、迎撃システムに純然たる物理的というか数的な上限が存在する以上、優先順位をつけてその上位を集中的に守るという対抗方法も当然あるのですが、尖閣諸島絡みの(偶発的な)軍事衝突の恐れを強調しておきながら、その一方で軍事攻撃を受けることを考慮せずに各地の原子力発電所の再稼動を強行したがる自由民主党の二枚舌というか複数舌政策は何がやりたいのか私にはよくわかりませんし、どのくらい本気で主張しているのかもわかりません。

 それとも、日本と戦争をする国や日本にテロ攻撃を仕掛ける集団は、日本各地にむき出しで林立している原子力発電所の原子炉を攻撃しないで粛々と死んでいく高い倫理観を必ず持ち合わせているから心配ないし、事前に供えておく必要も無いとでも日本の国政政治家たちは国民に対して主張するのでしょうか? ・・・ そんな高度な倫理観や道徳性を供えた国がそもそも日本に限らず他国を軍事攻撃するとは私には思えませんが。

 ま、その辺りは軍事機密の壁の向こう側の話でどこまで本当の話かは定かではありませんし、今回の主題でもないので深入りはしませんが、大規模地震に伴って生じた福島原子力発電所事故とその後の汚染被害の推移は、”攻撃する側が通常弾頭のミサイル兵器しか所有していなくても、攻撃される側の大規模な原子力発電所などの核施設が迎撃に失敗すれば、数十万人規模の市街地を核兵器で攻撃された場合と同等かそれ以上の被害が生じる”という従来は机上の戦術だった戦術の有効性が実証されたとも言えます。

 それ故に、小規模なゲリラ戦やテロ攻撃でさえも何を用いてどこを攻撃するかによっては核兵器が使われた場合と同等以上の被害が生じかねない時代になっているリスクもあるわけですが、核兵器並みの一次時被害が生じかねず、それでいて致死性の環境汚染は生じにくく、”誰が使ったのかが特定できない”匿名性の高い兵器があるとすれば、それが用いられる敷居は核兵器が用いられる敷居よりかなり低くなるのではなかろうか?

 ここで興味深いのは、第三次世界大戦かどうかはともかく最終戦争が勃発したときに核兵器よりも甚大な被害をもたらす究極の兵器として地震兵器”メビウス”が使用された未来を想定した漫画に、”最終戦争(山田ミネコ)”があり、その後の世界を舞台にして”最終戦争伝説”が描かれているのですが、人類が滅びるとすれば核兵器を用いた全面核戦争という想定が主流だった時代に地震兵器をなぜ人類を滅ぼす本命としたのか?は(私には)謎です。

 逆に言えば、初めて最終戦争など一連の作品を読んだときに、地震兵器”メビウス”の設定に違和感を感じたのですが、地震兵器の実用化は1906年の”桑港地震”の頃から始まっているという話もあり、怪しい話ではおなじみのニコラ・テスラ(1857~1943)が行った人工地震実験が想定外に暴走したのが桑港地震だったといった話は以前に何度か触れたことがあります。

 その辺り、その後の研究でテスラは狙った規模で人工地震を発生させることに成功していたという話もあり、晩年のテスラが不自然なくらい経済的に追い詰められていたり、常に監視していたと考えられるのですが、死亡直後に政府の(複数の組織名が伝わっている)役人を自称する一団が研究資料などを根こそぎ強奪していったという謎めいた実話も比較的知られた話になります。

 もちろん、テスラ以前から地震兵器という概念は登場していたのですが、具体的に地震を発生させる方法としては、大規模土木工事のように大量のダイナマイトを用いるとか、地下核実験などがわかりやすいですがダイナマイトではなく核兵器を用いる ”爆破方式”が主流というか、それくらいしか考えつかず実用化もできなかったようです。

 テスラが天才に区分されるのも、人工地震実験を電磁波を用いて行ったとされていることで、これはテスラのライフワークの一つでもある地球エネルギー網の構築に関する実験の一環だったという説もありますし、米軍が管轄していたハープ施設(というか実験)はテスラの実験の延長上の話になるという怪しい話もあります。

 テスラがエジソンと対立するようになり、電気の交流と直流の規格争いや白熱電球と蛍光灯の争いなどは比較的知られた話ですが、エジソンがトースターなど従来よりも大量の電気(電力)を必要とする家電製品を積極的に開発して市場に投入していったのも、そもそもエジソンも大規模な発電所を建設していて電気の消費が増えれば増えるほど潤う構図がそこにあったためというもっともな話もあります。

 発電所の利権という大元を握っている勢力からしてみれば、電気の大量消費こそ自分たちの繁栄を意味しているだけに、節電とか省エネとかには興味が無いようですし、無駄になる余剰電力が生じることを承知で常に一定以上の電力を生み続ける原子力発電が大好きなのかもしれません ・・・ ま、日本に建設された原子炉の大元が亜米利加のどの企業の設計に端を発しているかを知っているとあれこれ思うわけです(黒い笑)。

 というか、火力発電や水力発電では余力を含めて電力供給の絶対量が足りないから原子炉の再稼動を行う必要があるというのなら、まずは節電と省エネを徹底することを国民や企業に要請するのが先だと私は思いますし、火力発電所が主力だった1970年代にオイルショックが発生すれば、夜間照明を抑制したり、TVなどの深夜放送を規制したのは比較的知られた話ですから、節電を徹底しない21世紀の日本政府の言動というのはどこか胡散臭いのではないかと。

 結局のところ、福島原子力発電所事故以前の段階で日本の消費電力を激増させていたのは、既に海外に生産拠点を移し始めていた企業の工業生産などではなく、オール電化住宅に象徴される個人の家庭の電力消費の増大に拠るところが大きいのですが、皮肉なことに、そうしたオール電化住宅が大規模災害に極めて弱いこともまた東北関東大震災で露呈したのは御存知の通り。

 一方で、東北関東大震災が発生した直後から、”亜米利加が人工地震を発生させたことが東北関東大震災が発生する引き金になった”という都市伝説めいた話がネットなどから広がり始め、日本の国会でも地震兵器が用いられたとする立ち位置で某・国会議員の質疑が行われたというのも実話ですが、某・国会議員などが想定していたのが核兵器をプレート部分に埋め込んでおいて爆発させたことで大規模広域震災が誘発された云々といったまとめ方でいいのかなと。

 長くなってまいりましたので、続きの話はまた別の機会に。

(2014/07/18)





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Last updated  2014.07.18 10:47:32
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