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2019.07.18
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カテゴリ:教育・職業
オはオタクのオ 第0047回 長友本シリーズ

 ここで言う”長友本”というのは、サッカー選手の長友佑都の名前が冠せられた本のことで、ヨガ、体幹トレーニング、飯、といったジャンルがあるのですが、著者が長友佑都となっていても実際は監修・長友佑都というのが実態には近いだろうと、私は、考えています。

 そう考えている理由は簡単で、ワールドクラスのプロサッカー選手に(内容は置いておくとして)200ページを越える文字が主体の本を1から書き上げるだけの(文章力や文才などはともかく)時間があるとはとても思えないからですが、昔だとカセットテープに音声で吹き込んだ大本のゲラをゴーストライターが文字に起こして読める文章に構成し直し、ある程度の形になったら本人もチェックして完成といった本の書き方(?)をする人がいました。

 ホリエモンなどの著作の大半もこの手の手法で本になっているようで、私も別に本人が鉛筆を片手にうんうん唸りながら原稿用紙を埋めて元原稿を書き上げてないといけないとか、パソコンやスマートフォンを使って作った元原稿をゴーストライターが仕上げていくやり方が邪道だとか言う気はさらさら無く、限られた時間で貴重な情報を分かりやすい文章で書籍化してくれるのはありがたいことだと考えています。

 ただ、ゴーストライターが有能だと、ある意味で機械翻訳された文章のように感じることがままあるのも現実で、文筆活動の玄人でもないのに整理が上手すぎるというか、素人なりの熱意のようなものがこそげ落とされているが故に、つるつると読めてしまう(=個性を感じにくい)あたりを是とするか否とするかは人それぞれかもしれません。

 ヨガ本や体幹本の時は、モデルとして長友佑都がポーズをとっている写真などが掲載されていましたから、著者・長友佑都でも納得したのですが、”長友佑都のファットアダプト食事法”に至っては、さすがに”これって、著作・山田悟、監修・長友佑都、じゃないの?”と思ってしまいました ・・・ まあ、失礼ながら、著作・長友佑都、監修・山田悟の方が本が売れるとも思いましたが(笑)。

 ちなみに、山田悟先生は北里大学北里研究所病院の糖尿病センター長を務めている(ファットアダプト食事法、P-65)ドクターで主に医学的なエビデンスの面からアドバイスをされているようで、”エビデンス編”などはこの先生が著述されている。

 個人的には北里大学北里研究所病院といえば前職の時に胃カメラを呑みに行ったことがあるな~と昔昔のことを思い出したりもしたのですが、”ファットアダプト食事法”の内容に関して言えば、”エビデンス編”が理路整然としていてわかりやすく、本文(?)の方は少しとりとめが無く雑多な感がすることが否めませんでした ・・・ お前の読解力が低いからだと言われればそれまでですが。

 それはそれとして、トランス脂肪酸の健康リスクに関して怪しい話でネタにしたのが年のことで、それ以降、体に良い油脂の摂取とは?ということが一つの課題になっていて、2015年頃に”とりあえず、サラダ油を食卓から追放しよう”とか”菓子パンは買わない食べない”とかいった私的な食事改善(?)を始めたりはしていたのですが、いかんせん医学的な根拠が明確なデータの入手が困難ですし、食品業界側のガードも硬く暗礁に乗り上げていたのでした。

 しかしながら、2018年9月末に脳出血で死にかけて、ほぼ一カ月ほど墨東病院に入院し、かなり強引に退院して自宅療養を始めたものの、”さて、脳出血を起こしてしまった後の油脂の摂取はどうしたもんかいな?”と避けて通れない課題になってしまったのでした。

 サラダ油やマーガリンなどは既に購入しなくなって4~5年経過していたというか、そもそも食用油を購入しなくなっていたのですが、四肢など運動機能系に後遺症が残っている回復期に油脂を摂った方がいいのか?悪いのか?摂った方がいい場合は何の油脂がいいのか?とあれこれ考えたり調べたりしながら、退院して3カ月程はブロッコリーを湯がいたものと鶏肉(胸、腿、ササミなど)を茹でたものを主軸に食生活をとりあえず組み立てていました。

 ざっくりと、ボディビルダーの食事をサプリメントの類は抜きにして参考にしていたのですが、困ったことに体質が変わったのか”白米”を体が受け付けにくくなってしまっていて、炭水化物(主食ですな)を小麦や雑穀、芋類に頼ることになってしまったのですが、白米オンリーで半合も食べると胸やけや吐き気がするという困った状態は半年くらい続きました ・・・ というか、今でも一度に白米を一合近く食べると胸やけがしていますが。

 その一方で、塩分的には難のある小麦系のパンや麺類は食べても以前と変わらず、一度に食べる量を控えることで小麦系を主食にしたのですが、料理のレパートリーが少ないこともあって副菜(オカズですな)をどうしたもんか?副菜に油脂は何をどのくらい使ったらいいのか?と悩みが増えるのにさほど時間はかかりませんでした。

 とりあえず、オリーブオイルを使ったプレーンオムレツの類は4か月目くらいから解禁したのですが、ボディビルダーの食事と世間一般の食事は似て非なるものですし、そもそも体を作ることが主目的の食事が美味しいとは限らないことは御存知の通り(笑)。

 これを書いている時点でも、四肢などに後遺症が残っていますし、視床下部周辺の出血でしたから再出血のリスクをあれこれ考えてしまうと、いわゆる運動の強度をどうするかというよりも、現実問題として右脚などがまともに動かない部位をなんとか実用レベルで動くようにするところから自主リハビリをスタートさせていたのでした。

 具体的な運動は以前にも書いたことがあるのでざっと振り返っておくと、2リットルのペットボトルを二本入れたリュックサックを背負って近くの地下鉄の駅から次の駅を目指して(一日に信号機のある交差点を一つずつクリアしながら)まずは午前中だけ歩き、慣れてきたら午後は逆方向の駅に向かって時間を(20分とか30分とか)決めて歩くようにしたのでした。

 雨の日などは近くの地下鉄の駅やスーパーなどの階段を利用して階段の上り下りを中心に時間を決めて練習して距離を歩くことはしなかったのですが、退院後に初めてエスカレーターやエレベーターを乗り降りしたときのドキドキ感というか心理的なプレッシャーにはすごいものがありました ・・・ まあ、退院から約1カ月程で地下鉄を乗り継いで新宿の牛込界隈まで行って試験営業をして無事に帰着できるところまで回復していたので私的には自主リハビリの目標はクリアできたのですが、食事の問題は積み残していたのでした。

 退院して半年ほどの間の自主リハビリでウオーキングシューズが一足、デニム生地のズボンが一本、駄目になって、リュクに重りとして入れていたミネラルウオーターのペットボトルの底に(こすれたためか)穴が開いて水が漏れだしたこともあったのですが、退院して半年くらい経過したときに墨東病院でMRIを使った診断を受けて(いわゆる経過観察)、再出血などは見られず他の脳の血管にも目立ったトラブルはないといったことになったので、運動強度的には問題が無かったのではないかと思います ・・・ いろいろな前提の異なる他人様には勧めませんが。

 運動機能はある程度であっても回復してきたものの、右の顔面麻痺や右の掌の麻痺などは麻痺の範囲が小さく痺れは弱くなりながらも未だに取り切れていませんし、右脚の右膝、右足首の可動域や筋肉の反射的な運動などでは”歩いている分には問題がほぼ無くなったものの、小走りは10メートル程度が同世代の男性と同じくらいの速さで走ることのできる上限”というのがこれを書いている時点の現状ですから、先はまだまだ長いかと。

 で、ある意味で走ることも商売であるプロのサッカー選手の長友がどのような食事を推奨しているのか?フィジカルエリートである彼が実践してみて体調が良くなったという食事法は自分のような脳出血後の後遺症を抱えながら体調を回復させている人間にとっても有益なのではないか?とか考えたわけです ・・・

・・・ まあ、ヨガ本の頃から長友本は読んで何かと参考にしていたということもありますが。

 今回の食事法の本は、ネットで長友佑都が食事法に関する本を出したことでインタビューに答えている記事を目にしたことで”書店で見かけたら購入しよう”と考えた本ですが、近所の蔦屋でも銀座の丸善でも秋葉の書泉でも見かけないままずるずると日にちだけが経過し、やっと中野の(ブローウエイの)明屋書店で残り一冊になっているのを見つけて購入したのでした ・・・ 素直にアマゾンで買えってか?(笑)。

 読み進めて、油脂問題にもある程度納得のいく指針を立てることができ、後は実際の食生活に落とし込んで自分の体で検証してみるだけだよなあとか思いながら読了したのですが、40を過ぎたあたりから炭水化物の摂取量は意識して減らして(それで減った分のカロリー補填などを)油脂の摂取を増やし、タンパク質は筋肉の量に応じて必要な量を摂取するとでもいったことでいいのかなと ・・・ ま、私自身は半世紀を越えて生きていますが。

 まあ、一口に油脂といってもいろいろな種類があり、油脂の特性や効能、具体的な取り方や料理のレシピの類は”ファットアダプト食事法”を参照した方が間違いが無く理解も速いと思いますが、ココナツオイルに関しては、私は、あまり推奨しませんし、青魚などから摂取しやすいDHAなどの(健康に良いとされている)油に関しても大量に摂ればいいというものではなく、個人差はもちろんありますが、適量というか一日の摂取量に上限が存在することには留意が必要だと思います。

 過去に、DHAなど魚由来の油に体に良いものがあり、マグロの目玉などにも豊富に含まれていると聞きつけた某・お金持ちの男性がひたすらマグロの目玉などを食べて体調を病気のレベルで崩し痛風なども併発したという実話がありまして、過ぎたるは及ばざるがごとしを地で行く人は意外と珍しく無かったりしますので御注意下さい。

 まあ、一般人が病気になるレベルでマグロの目玉を大量に偏食しようとしても、体よりも財布の方が先に音を上げてしまうとは思いますが(笑)。

 この手の、プロスポーツ選手や武道家などが自身の食生活をベースに食事法の本を世に出したといえば、空手家の故・大山倍達(強くなれ!我が肉体改造論_1985)、プロレスラーの船木誠勝(ハイブリット肉体改造法_1996)あたりが先駆的な存在ではないかと思うのですが、医学的なエビデンスがどうこうというよりも、経験的にどうこうという部分が意外と多いのが難点かもしれませんし、21世紀に入って少ししたあたりから栄養学にも地殻変動が生じ始めて昔の常識が通用しなくなった部分がいくつか出てきています。

*大山館長は肺癌で亡くなられたそうです。

 今となってはネタの類になってしまいましたが、私の学生時代だと主に硬式野球部が”いくら苦しくても練習中に水を飲むな!”と真顔で監督やコーチに指導され脱水症状で倒れたりしていましたが、医学的な根拠のない根性論だけの無茶なトレーニングを続けていると、命に係わることさえあるのは御存知jの通り。

 もっとも、実際には”そうは言われても、いかに目を盗んで要領よく水を飲むか”を考えて実行したような人たちが残り、真面目にそういった指導に従った人は体を壊して辞めていったというのが現実で、オリンピックのメダリストになったような人でも”やってらんねえぜ”と上手にさぼったり息抜きをして自分で体調管理をした要領の良い人が体も心も壊さずに済んで最後まで残ったと書いていいようです(黒い笑)。

*生まれながらに、遺伝子レベルで一般人より先天的に頑強という人は一定数存在するのですが、そういった人たちと同じことを一般人が行うと、ケガや病気で済めばまだしも、生死に係わる事態に陥ることが実際にあります。

 実際、練習中に水を飲むなといった根性論の指導に真面目に従い続けたり、休息無しの過度な練習を続けたことで、内臓を痛めてしまって腎機能や肝機能などが低下してしまい、学校を卒業した後など”その後”の人生に支障をきたした人は珍しくないのですが、そうなったからといって監督やコーチが責任を取って損害賠償に応じたという話は、私はですが、知りません。

 もちろん、学生時代の体育会系の部活で肘や膝を痛めたり、手首や足首などがまともに動かなくなってしまったとか、腰や肩を痛めて慢性的に痛いままだといった人はもっと多いようで、本業の方で遭遇することも珍しくないのですが、一握りのメダリストの陰に屍が累々だなあと思わないでもありません(しみじみ)。

 しかしながら、長友のようなプロとして活躍して高給を手にしているフィジカルエリートが、一般人ではとても無理な費用を使って自分の体を整えていく過程や、その際に手に入れた知識などを参考にすることは一般人にも可能なことですし、とてもありがたいことだと私は思っています ・・・

・・・ まあ、実際にファットアダプト食事法をやってみてどうなったかに関しては、また別の機会に書くことがあるかもしれませんが、ファットアダプト風食事法にならないように気を付けたいとは思います(大笑)。





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Last updated  2019.07.18 01:57:46
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