マタンゴ最後の逆襲
今年の夏に読んだ本で、インパクトが強烈だったのが、これ。 マタンゴ 最後の逆襲(吉村達也著/平成20年1月発刊)。 賢明な皆様はもうお気づきのとおり、東宝映画「マタンゴ」の続編。しかも、公式。 したがって、きちんと映画のマタンゴを織り込みつつ、スケールがでかい。 富士山麓の樹海に大型ヨットが浮かび、キノコの化け物が彷徨っている。 この設定で、もう、わしづかみ。 文庫で583ページ。なかなか分厚いものの、ほぼ一気読み。 読了後は、テレビで富士山が出てくるたびに、この小説を思い出しております。 東宝特撮ファンの方には、映画の「マタンゴ」を観て、即座に「マタンゴ 最後の逆襲」を読む。 この贅沢をお勧めする次第であります。 そのあかつきには、きっと、頭のなかはキノコだらけ。