追悼、浅川マキ
浅川マキさんの訃報を、夕方のニュースで知りました。 彼女の歌を初めて聴いたのは、中学一年の頃だったか。 まだ、当然、レコードの時代。 中坊ながら、彼女の歌とレコードのノイズに、紫煙が漂う薄暗いライブハウスのたたずまいが漂ってくるのを感じていました。京大西部講堂でのライブ盤は、お気に入りのLPでした。 今日の訃報の記事で、彼女を表す言葉として使われていたのが、「アングラの女王」。 昭和の死語とばかり思っていた、アングラ。 昭和の匂いを纏った人が、またひとり……。 なんだか、寂しいなあ。 今夜は、浅川マキの唄を、聴くことにします。 夜が明けたら オールドレインコート 寂しさには名前がない 彼女にぴったりの、スクラッチノイズたっぷりのレコードでなく、CDであることが、残念ではありますが。