モーツアルトのフルート四重奏曲K298-雪の日に聴く
昨日、多摩丘陵地帯では午前10時頃にミゾレ交じりの雨が降り出し、正午頃には本格的な雪となりましたが、その後氷雨に変わり、積もることにはなりませんでした。平年より遅い初雪と報道されましたが、寒くて散歩にも出られず、家の中に閉じ込められることになりました。そんな日の独り暮らしは寂しいものですので、暖かい珈琲を入れ、珈琲の好きだった家内の仏壇に供えてから、ゆっくり飲みつつ、モーツアルトを聴くのが一番です。Mozart - Flute quartet KV 298 - Kuijken quartet第1楽章はホフマイスター(Franz Hoffmeister, 1754-1812)の歌曲「自然に寄す」の主題と4変奏曲から成っている。第2楽章ではフランスの古い舞曲「長靴をはいたバスティアン」が使われている。第3楽章はパイジェッロからの借用であり、「ふざけたロンド-優雅な動き、早すぎず遅すぎず-熱情と表情をこめて」と註が記されている。この曲は、モーツアルトのフルート四重奏曲4曲の内の第4番、オリジナリティの面からは他の3曲と比べられて評判は良く無い様ですが、静かに聴くには最適でしょうか?