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テーマ:映画館で観た映画(8540)
カテゴリ:邦画(05・06)
「博士の愛した数式」
監督 : 小泉堯史 原作 : 小川洋子 出演 : 寺尾聰 深津絵里 齋藤隆成 吉岡秀隆 浅丘ルリ子 「直線を引いてごらん」 「本当の直線は始めと終わりが無いんだ」 「でも直線はとりあえず目に見える形で引かなくちゃいけない」 「目に見えない世界が、目に見える世界を支えているんだよ」 「世界が出来る前から”数”はあったんだ」 難しい台詞は出てこない。 映像はやさしい自然に満ちている。 ところが やさしい言葉で思いもかけず、 世界の仕組みの一端を囁かれて、私は 世界の始源へ旅する ”1”とは何だろう。”0”とは何なのだろう。 どうして、僕は生きていて、どうしては母は無に還ったのだろう。 そんな個人的なことを考えてしまう。 もうずいぶん前のことなのに。 突然物語は変転する。 そしてひとつの数式が示される。 「これが博士の愛した数式だよ」とルートは言う。 私は分からない。 私には=0となることで博士が悲しんでいるようにしか思えない。 博士は本当に愛したのだろうか。 2時間貴重な授業を受けました。 「ありがとうございました。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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