|
テーマ:ニュース(99476)
カテゴリ:社会時評
7月29日夕刻、水島の福田神社で「輪くぐり祭」があり、最近は水島に縁付いている(日常働いている所、水島平和委員会にも所属)こともあり寄ってみました。 神社の入口に茅で大きな輪を作り、その輪をくぐることでその後一年の無病息災を願うというものです。また、その輪のすぐ隣に自由に茅の束を持ち帰ってもいいようになっており、その茅で小さな輪を作り、玄関に飾るようになっています。これは私の郷里(と言っても、水島からそんなに離れていないのですが)には無い風習です。水島の玄関によくみられる茅の輪の元がやっとわかりました。私は何かの宗教の家かと思っていました。 「夏越しの大祓い」は、地域で様々な形で現れています。私の郷里には「なんめいだーよ」があります。子どもたちが大きな数珠を持って村の家々を巡り、家主が数珠を撫ぜることによって一年の無病息災を願うものです。「なんめいだーよ」と大きな声で唱えながら、家々を巡るのですが、当然「南無阿弥陀仏」が訛ったものだと思われます。浄土宗の影響はほこの称名以外には無いので、やはり虫送り神事の変形でしょう。 今気がついたのですが、私の郷はそうはいっても農家が多いので、虫送り神事で祓い、水島のような町の神社では、輪くぐりのような都会的な祭が残ったのでしょうか? 戦後の高度経済成長を契機に、地域の共同体は崩壊の危機にあります。水島は特に戦中(昭和15-20年)国策によって三菱飛行機工場が作られるにあたって無理やり計画的に作った街です。名古屋などから人々が大量に移住して来ました。その人たちと、昔から居る農家の人々を結びつける役割を、この福田神社が担って来たのかもしれません。そう考えると、いまだに神主さんも常駐する立派さを保って居るのが納得できます。わりと若い家族がやって来て、茅を持って次々と帰って行っていました。 さて、明日の都知事選はこんな候補は選ばずに、クリーンで都民の視線に立ったジャーナリストの候補に当選してもらいたいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[社会時評] カテゴリの最新記事
KUMAさんこんにちは。旧暦の6月晦日は今年は8月2日ですね。もう夏も終わりです。夏越の祓、根づいているんですね。
平和新聞で岡山平和委員会の平和行進のタスキの写真見ました!上手に作られてますね~♪手芸のできる人がいるといいですね。 東京の選挙はどうなるんでしょう。結果を期待しています! (2016年07月30日 20時24分51秒)
薔薇豪城さん
>KUMAさんこんにちは。旧暦の6月晦日は今年は8月2日ですね。もう夏も終わりです。夏越の祓、根づいているんですね。 おお、そうなんですね。金曜日にしたのは厳密に旧暦を守っているなあと思ったのですが、おそらく旧暦に一番近い金曜日という風に決めていたのかもしれませんね。フェイスブック情報だと、福岡でも茅の輪くぐりをしていました。どうやら全国的な「民俗行事」のようです。 > 平和新聞で岡山平和委員会の平和行進のタスキの写真見ました!上手に作られてますね~♪手芸のできる人がいるといいですね。 早島平和委員会がつくったのですね。可愛い文字が縫い付けられていて、とても好評でした。 > 東京の選挙はどうなるんでしょう。結果を期待しています! テレデータで少しだけ電話かけしました。○4△4×5という感触でした。接戦という見方もできますが、むつかしそうだなあ、という感じもしました。ダメだったならば、それが現代の日本の「民度」だということです。 > ----- (2016年07月31日 07時56分07秒) |
|