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2010.01.06
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カテゴリ:PC『CARNIVAL』
……。



『CARNIVAL』第四回







今更だけど、OPアニメ良く動いてるなぁ。

みんな可愛いし、曲も割かしアップテンポ。

これだけ見てると、とてもじゃないけど内容がコレだとは思えないね。


児童虐待の場面で、特にリアルだと感じるのは、虐待を受けた子供自身が、虐待を加えている親に対して信愛の情を捨てきれないでいること。

ついでに、虐待を加えている親が、多くの場面で「善良」であること。

それも、彼らは対外的に善良な演技をしているのではなく、真に善良であるに過ぎない。

なのに、どうして児童虐待なんて起こるんだろうね。





例の「事故」以来、学くんと気まずくなる理沙。

と言うより、学の方が根暗になって、一方的に距離を置き始めた感じだけど。


学は「武」としての記憶を失い、すっかり明るさを失ってしまった。

統合人格“学”が、学の記憶に干渉して「武」を幼馴染だと思い込ませたらしいと。便利な体ですね。



同時期、理沙と泉は図書室で出くわす内に仲良くなった模様。

泉は家がキリスト教徒で、嫌々教会に通っている……なるほど、なるほど。



理沙は学を気にかけて、携帯電話の番号を押し付けようとしたりしてる。

「そういえば、泉ちゃんは、ちょっと学君と似てるかもしれない。うん、感じとか雰囲気は全然違うんだけど、うまく言えないけど、なんていうか、心の方向性みたいなのが」

天才型……ってわけでもないな、泉は。

まぁシナリオ1のバッドエンディングを見る限り、確かにウマは合うようだけど。




泉との付き合いで、彼女からキリスト教の教えを聞く理沙。

「悪を犯した人間の、内なる良心の呵責こそが罰であり、それに苦しむ者を神は救う」と聞き、そうやって自分も許されたいと願う理沙。


おいおい「許されたい」って君、冗談言っちゃいけねえよ。

そもそも理沙がいったいどんな罪を犯したって?



聖書を読んで、結局キリスト教は自分に合わないと感じる理沙。

私は、繰り返しますが、自分という人間に、救われる権利があるとは、どうしても思えませんでした。

自己卑下は更に極まり、「自分は救いようのない罪人」となりました。

誰か助けてやれ、マジで。



この頃、学に対するいじめ再開。

武がいないとだめだこりゃ。


そんな学を、理沙は影からさり気なくサポートし、学に対するいじめを抑制するのでした。

良い娘じゃないの…。


そして進学。

同じ学校に進んだ学を気にかけまくる理沙……が、シナリオ1によれば、この時の学は「理沙は何で僕みたいな下らない奴に構うんだろう」というツンデレ的な疑問を抱いておりまして、露骨に理沙を避けるのでした。


そんな中、復活する武。

武は理沙を無理矢理犯した挙句、「処女じゃねーじゃん!この尻軽女!」と怒り出すナイス暴漢ぶりを披露。


そのとき、本当のことを、全部今までの私の秘密を、言ってしまいたかったのです。

でも、私の苦しみなんか、きっと大したことないんだ。つまらないことなんだ。どう見たって。武君や学君の苦しみのほうがずっと大変で、とても辛い思いをしているんだ。

私が我慢しなくちゃいけない。



結局、父親に犯されたとは言い出せず。

「恥辱の為に言えない」というならまだ理解できるが、理沙の場合は「相手の方が苦しんでるんだから、自分の些細な苦しみなんて殊更に言うべきではない」なのね。

全然わかんない……とも言い切れない繊細な心理描写だな。



そして運命の日、夏祭が始まる頃。

屋上にて、いじめっ子の首をカッターナイフで掻っ捌く武。

不謹慎ながら、一撃で殺せるのはやっぱりすげぇ。



警察に捕まり、護送中に事故発生。それに乗じて逃げる学。

理沙の家に駆け込み、好意に甘えて好き勝手大暴れ。


学に拉致され、学と武に交互にボコボコにされる詠美先輩の面倒を見る理沙。

学を激しくいじめたヒトデナシの詠美先輩にも、溺愛する妹がいて……ってそんなこと今更言われんでも解ってましたがな。


どこまでさかのぼっても、みんな辛そうで、しかたなくそうしたように思えます。

世の中に、本当に悪い人なんているのでしょうか。

『世界は人間を愛していない』って、誰かが言っていたと思うんですが、思い出せません。




然り、世界は人を愛していない。

仮に愛してたとしたら、世界ってのは相当のドSだな。



で、理沙との関わりの中で武は改心。

武は学の一部となることを受け入れ、理沙と共に明日無き逃亡へと一直線。


嘘ばっかりついて、汚らわしいことばかりして、自分も他人も騙して、ずるいことばっかりして生きてきて、そして最後には、全部捨てて逃げてしまうなんて。


学の母親が突き落とされた崖で、理沙は不意に自殺願望に駆られて柵を越えようとし、学に抱き止められる。


「もう、疲れちゃったんだ」


理沙は学に、自分の苦しみの全てを吐き出し、学はそれを受け入れ、互いに愛の告白をする。

シナリオ1の時と同じ場面なのに、今では全く印象が違う。

理沙が愛しい。



学は寝こけて、統合人格“学”が現れた。

夏祭の終わりに、打ち上げられる花火を見ながら、理沙と“学”は語り合う。


「生きてくのって、苦しいんだね」

「うん」

「もし神様がいたら、きっと人間のことは嫌いなんだと思うな」

「そうかな、嫌いじゃないけど、好きでもないんだと思うよ。あんまり興味持ってくれてないんじゃないかな」

「そうだね。罰も与えてくれない。世界は愛してくれない」

「だけど……」

「だけど、私はこの世界が好きなんだ」

「そうだね」

「だから苦しい」

「片思いだ」


……。

言ったな、理沙が。

自分をズタボロにした、この世界が好きだと。


今はまだいい。

二人には未来はない、逃げ切れない。

これから二人はきっと全てを奪われる。

その時になっても、まだ、この世界が好きだと言えるのか?




私は頑張って一緒にいて、学君は幸福になって、そして私も幸福になる。それが正しいと、決めたのです。それがきっと、私の幸福で、私は私の幸福を願う。



手を繋ぎ、石段を降りて行く二人。

流れるエンディングテーマ。



…………。

信じられない。

俺は二人の前途にある幸福を、信じられない。



「世界は人間を愛していない」。

この作品が確かな説得力を持って語るのは、この台詞一つだけだった。






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Last updated  2010.01.06 01:29:12
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