テーマ:グランドカバー(1523)
カテゴリ:クラピアの病害虫
我が家のクラピアは、土の乾燥状態が続くと必ずと言ってよいほど発生する症状(病気)があります、それは、クラピアの下葉から黄変がはじまる事です、時期的には雨が少ない 5月頃、日照りが続く 8月など、自然の散水が望めない時期に多く見られます、 昨年も同様の症状が何度か現れましたが、原因がよく分からないので放置しました、結果的に数週間ほどすると治ってしまうので、その後は特に気にしていませんでしたが、今年になって、同じ症状が出たので、よーく観察してみました 下葉の黄化は、よく見ると 4種類存在しました、庭全体に黄色になるタイプ、マダラ模様に黄色になるタイプ、丸く円形状になるタイプ、そして局所的に黄色になるタイプです。 1. まず最初は、庭全体にクラピアの下葉が黄化する場合です これは、今回のタイトル通り雨で治る確率が高いです、雨って言うのが重要で、雨量も15mm以上は降らないとだめです、水道水の散水だと、なぜだか治らない、基本的に水道水だと水量が足りないと思う、やはり自然の力はすごいです、と言うわけで10日以上も雨が降らない場合でこの症状が現れましたら、雨乞いしましょう 2. 次はマダラ模様に黄色になるタイプです このタイプは、何となく分かると思いますが、施肥で解決できます、過去の記事(クラピアの肥料要求度)でも詳しく書いてますが、クラピアは思っていたより肥料を要求します、見た目重視で育てている場合で、この症状が現れたら、肥料を撒いてみてください 3. そして丸く円形状に黄色くなるタイプです この症状は病気です、早めに対処しないと、範囲が広がっていくので見つけたら殺菌剤を散布しましょう、病気の原因や種類は良く分かりませんでしたが、ベンレート水和剤などの殺菌剤を散布すると、症状が無くなりましたので、たぶん土壌細菌が関係していると思われます (クラピアのイエローパッチを参照) 4. さらに局所的に下葉が黄化するタイプです これは、まだハッキリとした原因がつかめていないです、でも、施肥の直後に発生したので、たぶん肥料が原因だと思います、殺虫剤に触れた時にも同じように黄変した時があったので、何かの化学物質に触れた場合に出る症状かも、対処方法としては、施肥後にクラピアの上をあまり歩かない事くらいかな 5. 最後に不自然に変色するタイプです 画像の上の部分が他と比べると不自然に変色しています、この部分をスコップで掘り上げたらコガネムシの幼虫が出てきました、クラピアの根が幼虫に食べられた結果、養分や水分の吸収が出来なくなって生育が悪くなったと思われます、対処方法としては幼虫を物理的に取り除くことが困難な場合は殺虫剤に頼るしかないと思っています。(クラピアの庭にコガネムシの幼虫が大量発生を参照) ---------------------------------------------------------------------------- ---------------------------------------------------------------------------- 以上で、クラピアが黄色くなる場合についてまとめてみました、この他にも色々な要因で黄色くなる場合があると思いますが、葉っぱの色の変化は、言葉を喋れないクラピアからのメッセージだと思って感じ取ってあげてください 梅雨時期になって順調に生育中です、2015年 6月 14日のクラピア 当ブログの記載内容はあくまでも住宅の庭など狭い範囲に植栽されたクラピアの管理方法などについて紹介しています、畦畔、道路、河川、公園、太陽光発電施設などに使用しているクラピアは想定していません、またクラピアは植え付ける場所によって上手く育たないこともありますので注意して下さい、特に気候や日照、土壌環境は重要な要素ですメーカーや販売店のサイトに詳しく書かれていますからよく読んで下さい。 ※クラピア ® は、株式会社グリーンプロデュースの登録商標です。 ※ミドリス ® は、ミドリス株式会社の登録商標です。 ※アーシング ®(Earthing)は、株式会社アーシングジャパンの登録商標です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年06月12日 04時10分59秒
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