カッパじゃなかった沙悟浄、黒豚だった猪八戒
中国語ジャーナル4月号より
日本でも有名な西遊記。玄奘(げんしょう)という僧侶がインドに仏教の原典を手に入れに行く話。多くの物語り同様、時代とともに、話におひれがついていくわけだが、同書によれば、こんな感じらしい。
孫悟空
玄奘のあと、8世紀に、同様にインドに行って仏典を持ち帰った悟空という僧侶がいたのだが、いつのまにか玄奘に付きしたがっていくキャラクターになっていった。
沙悟浄
カッパだという設定は日本で変化したもの。なぜなら、中国にはカッパという概念がない。カッパは日本オリジナルの妖怪だ。
猪八戒
もともと、中国古来の精悍な黒豚という設定だったが、いつのまにか西洋種の白豚になった。
などなど。
詳しくは同書で。
スターウォーズのチューバッカは、中国語の”猪八戒”からきているという説もある。