カテゴリ:パワハラ
「新潮45」の問題が取り沙汰されていますが、
そこから明らかになってきたのは、 「WiLL」「Hanada」「新潮45」などのネトウヨ系雑誌が、 おもに中高年層に支持されているのだという事実です。 バブル期における「勝者の論理」を価値原則として維持しつづけるために、 弱者や同性愛者、中韓や北朝鮮、野党や左翼などの「他者」の論理を排し、 自己批判なく「勝ちっぱなし」の人生を無葛藤にやりすごそうと考える人々。 彼らが「自慰」と「排斥」のデマゴーグに飛びついている。 ◇ もちろん、これがイデオロギーの次元にとどまるなら問題ありませんし、 彼らが、どんな本を読んで、どんな考えをもとうが、個人の自由です。 しかし、こうしたバブル世代の価値観は、 そのままハラスメントの行動原理をも裏付けている。 そのことの実態を見逃すべきではありません。 ◇ 自己肯定感を維持するためになら、 他人を威圧することをためらわないという姿勢や、 真実の探求にも、他者との対話にも、反省的な思考にも興味を示さず、 ひたすら「理解できないもの」や「気に入らないもの」を排除するために、 暴力や暴言も抑制しないという短絡的な発想は、 そのままハラスメントの行動原理に通じています。 このたびの「新潮45」の記事では、 彼らが歓喜するいわゆる「自慰史観」の行き着く先が、 じつは痴漢擁護だったりセクハラ擁護だったするという哀れっぷりが示されました。 つまり、その目指すところは、 たんに自慰と暴力への衝動を、社会に承認させようとすることであり、 そこに見受けられるのは、 自慰と暴力への欲求を自制することのできない親爺どもの「甘え」です。 このように、 みずからを律することのできない人々に権力を与えてしまうこと、 それこそがハラスメントの最大の原因となります。 これからの社会は、あらゆる角度と方策から、 こうした親爺どもの「甘え」を封じていかなければなりません。 ハフポスト日本版:「痴漢は制御不可能」は間違い お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.06.14 17:42:24
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