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明治37(1904)年12月5日、6千2百の犠牲者を出しながら203高地が陥落した。
第三軍司令官乃木希典は、白兵戦による突撃の繰り返しで、コンクリートべトンに守られたロシア軍トーチカからの機関銃による一斉射撃の前、あたら若い数千人の男子が命を散らした。 自らの子息も二人同じ戦争で亡くしている。 もし、火影が同じ指揮官の立場だったら、死ぬのをわかっている命令はとっても出せないし、出し続けるのが義務といえども、その責務に耐えられず、心身症になり戦列を脱落したと思う。 火影も今までの恋愛経験や仕事の上での悩み、対人関係で、10回はこの心身症になったことがある。 精神科こそ受診していないが、ウツ病にもなっている。 さいわい、ほとんど薬や酒に頼らず自然治癒したが。 この乃木希典司令官も正常な神経でなくパニクッていたと想像する。 司馬遼太郎は小説「坂の上の雲」において無能の将軍として描いているが、消防の第一線で指揮を取った経験者の一人として、そのつらい立場、苦悩と心情は察するに余りある。 ただ、部下の命か市民の命かどちらかの選択を迫られた時、決めていたことがある。 その時は自分の命を懸ける。 危険を回避できる嗅覚・知識・経験。部下に任せられないことが多いからだ。 さて話を戻す。 そのパニックを救ったのが我らが英雄、天才軍師児玉源太郎である。 満州軍総司令部の児玉総参謀長が、乃木軍司令官の指揮権を代行して、無謀な突撃を中止。 砲兵専門家の意見を無視して、国内最大の28サンチ要塞巨砲を現地に奇跡の運搬、203高地に向けたのである なぜ、火影は彼を英雄というか、それは戦争を終わらせたからである。 戦勝に奢ることなく攻撃終末点を把握し奉天の会戦の後は講和を進言した。いや進言どころか卓越した政治力で政府を動かしたのである。 勝ち進む軍を深入りせず止める事は容易ではない。 日比谷焼き討ち事件など 戦争続行を主張する国民 。 その大反対を押し切っての決意 である。 安保反対の全学連に国会周辺を取り囲まれながら、国会の強行採決を行った岸信介首相など、優れた政治家はなぜか国民に人気がない。 残念ながら、日露戦争直後の明治39年、児玉源太郎は精根尽き果てたごとく54歳の若さで急死した。 今の火影と同じ年齢である もう少し生きていたならば、無謀な先の大戦の勃発を防げたであろうと思われる。 そう、米国とは絶対に戦ってはならない。絶対に。 28サンチ榴弾砲弾丸(203高地攻撃と同じ旅順要塞の本物です) こんなのがあるのです。大正区木の葉の隠れ里には司馬遼太郎ゆかりのものがたくさん。 一度、ごらんあれ!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
漢字がいっぱいでむずかしくて読めませんでした;0;足跡だけのこします。ご訪問どうもありがとうございました♪
(2004年07月07日 04時36分56秒)
訪問有難うございます。
203高知・・・なつかしいなー 20年ほど前だったか 自衛隊の友達と映画をみにいきました。 火影さんのように 深く考えてみていたわけではありませんでしたが そうやって亡くなって行った若者達の気持ちを考え やるせない思いをしたのを思い出しました。 (2004年07月07日 11時12分00秒)
内容がとってもおもしろく、感心しました。203高地ですか。。。何かで読んだ事あります。この時代は色々ありましたよねぇ。とにかく国の為ですもの・・・。今なんて何でしょうね(笑)ホンット。
私も精神的病で、仕事辞めて二ヶ月が経ちます。まだ症状が出てしまうので、仕事見つけるの怖いのですが。 今はこうやって皆様のHPみて色々知識得たりするのが楽しくて・・・(笑)。 またきます。ではでは。 ◆弾丸すごいですね・・・。そういうのが見つかるのですかぁ。。。一度みてみたいものです。 (2004年07月07日 14時44分26秒)
八百屋のマー君さん
>20年ほど前だったか 自衛隊の友達と映画をみにいきました。 >火影さんのように 深く考えてみていたわけではありませんでしたが そうやって亡くなって行った若者達の気持ちを考え やるせない思いをしたのを思い出しました。 ----- さだまさしの歌でしょう。仲代達也と丹波哲郎の乃木と児玉でね。いい映画でした。 (2004年07月07日 21時52分48秒)
羽 佑海さん
>内容がとってもおもしろく、感心しました。203高地ですか。。。何かで読んだ事あります。この時代は色々ありましたよねぇ。とにかく国の為ですもの・・・。今なんて何でしょうね(笑)ホンット。 >◆弾丸すごいですね・・・。そういうのが見つかるのですかぁ。。。一度みてみたいものです。 ----- ぜひぜひいらしてくださいJR大正駅5分です。自宅の向いにあるのです (2004年07月07日 21時55分21秒)
まさひろ2004さん
> 戦争の光と影。 >そして英雄と無名の兵士達。 >そこには一人の人間としてのドラマがあるんですよね。(~~) ----- そうです。調べれば調べるほど奥が深くなります。 (2004年07月07日 21時56分44秒)
かっこよく撮れてますね!
(2004年07月08日 18時54分26秒)
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