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12月11日(金) 過飲を慎む
江戸時代末期の儒学者・佐藤一斎は、四十二歳で『言志録』を起稿しました。 十有余年にわたり随時、執筆され、全二四六条からなります。修養の糧や教育の心得がまとめられており、その一節に、「酒則」と題した一文があります。 「酒は穀気の精なり、微しく飲めば以て生を養う可し、過飲して狂酗に至るは是れ薬に因って病を発するなり」 これは「酒は穀物の精髄(エキス)であり、少量を飲めば養生に良い。度が過ぎると気が違ったようになるのは、薬を飲んで病気になるようなものだ」という意味であり、酒を過飲することを戒めています。 酒の適量は個人差があり、その日の健康状態によっても異なります。まずは、自分自身の適量を知ることが先決です。そして、暴飲暴食を慎むことで、楽しい酒席となるでしょう。 忘年会のシーズンとなり、普段より、お酒を飲む機会が多くなるでしょう。酒に飲まれぬよう、一年の労を労いながら、さわやかに酒を嗜みたいものです。 今日の心がけ◆適度に嗜みましょう 職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。 各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年12月02日 10時43分44秒
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