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カテゴリ:職場の教養
11月 4日(金) 四十代の底力
今年五月、将棋の名人戦で、新名人が誕生しました。二十八歳の佐藤天彦名人です。二十代の棋士が名人位を獲得するのは、十六年ぶりのことです。 実は、近年の名人戦を独占しているのは、四十代の中堅棋士たちです。現在も三冠を保持する羽生善治九段をはじめとして、一九六九年から一九七五年生まれの「羽生世代」が、今も棋界のトップとして活躍を続けています。 その強さの理由について、将棋ライターの小暮克洋氏は「自分の脳をいじめて鍛える訓練ができている」と指摘します。また、四十五歳の郷田真隆王将は、「今の苦手は定跡の上を舗装道路を走るように通り過ぎていくが、私らは、その道路をどうやって作ったのかを知っている」と語ります。 かつては今のようにパソコンで手軽に研究できなかった分、考える脳が鍛えられたところに、強さの一因があるのでしょう。 会社でも家庭でも、悩み多き四十代です。ストレスを抱えたり、頭を抱えるトラブルもあるでしょうが、その苦労もまた底力になるかもしれません。 今日の心がけ◆考える脳を鍛えましょう 職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年11月01日 14時03分59秒
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