オンライン見積もりのガッデム
仕事そっちのけで日中はずっと「中古車探しなう」だった昨日のワタシ。なんてことを書いてしまうと、なおネィはいよいよもってバイク買い換え方面へスロットル全開じゃん…などと思われてしまうんでしょう。いつもならこの手のことはひっそりとハマグリになりきって水面下でチャクチャクやるんだけれど、ここは昨日起こった買い取り業者からの迷惑千万な営業攻勢を記するべく敢えてお話してしまうことに…。「中古車 BMW」でググると、堂々トップに表示されるサイトにBMWバイク バージンビーエムがある。おっ、やっぱりBM狙いか…とニンマリされても致し方ないけれど、残念ながらそうじゃない。メンテのすべてをあの工賃ぼったくりの正規ディーラーに任せちゃうと整備に手一杯でツーリングへいく費用がなくなるという絵に描いたような本末転倒に陥ること必至だし、しかも頼りのなおさんは、よそで買ってきたものは「責任が持てない」と診ない人。よほどBMメカに強い助っ人がいない限り、ベンベ乗りへの道は険しいのだ。検索してみたのは、妄想しながら涎を垂らしたかっただけ。ただ、それだけ。そんな軽い気持ちでクリックを続け、訪れてみたバージンビーエムでさっそくポチッとクリックしたのは「BMWバイク 中古車探し [450台掲載]」の見出し。Fシリーズを中心に、ほぉほぉいやはややれやれと中古車情報をみながら楽しんでいたわけだ。そして目にとまったのが、各商品詳細ページにある「見積もり依頼をする」ってボタン。ここでまた、ワタシの妄想は次の扉をあけてしまう。うちの駐輪スペースに大型2台を置くのは100%無理だし、敷地内のそれ以外の場所に置くとなるとご近所に大なり小なり迷惑がかかる。結果、「増車」は無理なのだ。となれば、WOOはよほど身近に愛してくれる方がいない限り、下取りに出すしかない。ちなみにいくらになるのかね、と。なんて気分で見積もりボタンをクリックし、氏名(適当に)、電話番号(携帯番号を)、メールアドレス(フリーメールアドレスを)、年式、車名、排気量、走行距離数を入力して依頼した。と、いくらも経たないうちにフリーダイアルからの電話が携帯に着信。聞いたこともない社名を名乗る相手は「この度はお見積もりの依頼をいただきましてありがとうございます。年式の指定がされておりませんで、見積もりができないためお電話にて…」そんな会社に頼んだつもりはありませんが?そう言ってしまいそうだったが、ここでやっと仕組みを理解、もはや仕方ない。仕事中だからすべてメールでやりとりさせてくれと伝え、年式を口頭で回答。すぐに結果がメールで送られてきた。「 ■最高買取価格 :状態が良ければ、上限金額 『W650(H18~19)58万円』 になります。」現物をみない見積もりだもの、最初はこれくらいか。そんなことを思いつつ、初めてのオンライン見積もりを楽しんだのだ。そう、これで終わりだと思ってた。しかし、世の中そんなに甘くはなかった。恐ろしいことに見積もり担当業者は一社ではなく、このあと都合4回の電話が2社からガンガン。うち2回は無視したものの、出れば先ほど同様年式問い合わせの直電…。ワタシが迂闊だったとはいえ、バージンビーエムのサイトではトップから直接見積もり依頼のページに行けば見積もり業者の名前はあるものの、ワタシが辿ったルートには見積もり業者の記載は一切ない。数社からの見積もりがくることも、いきなり電話が入ることも断りはなく、見積もりを受注した旨のメールに「各参画企業にデータを送信いたしました。」という記載があっただけ。申し込みをした後で言われても、後の祭りだ。結局ゲオモト○ニック、バイ○ボーイ、さらには悪名高きあのバイク○からもメールが入り、中にはさっそくDMメールまで送りつけてくる業者も。またやっちゃったかと、ため息に暮れた。バージンビーエム。ショルダーには「初心者のためのBMWウェブサイト」とある。バイクの初心者なのか、BMの初心者なのか、ターゲットさえあやふやだがバイクブロスともからみもあり、それなりのはず。ハーレー版もある。ワタシがかつて取材された「BMW BIKES」とコラボもしているサイトだ。だからこその信頼を寄せて中古車情報を見て、見積もり依頼をしたわけで、それがまさか。最初のメールも自動生成と思われ、見事な丸投げだ。せめて情報の不備を整えてから投げたらどうだ。絡んでいるすべての業者それぞれから問い合わせの連絡が行ってしまう可能性をなぜイメージできないか。それもお構いなしか。今年はやはり何事も一筋縄ではいかない年回りか。動けば嵐を呼ぶらしい。嵐を呼ぶオンナ…。今年はネタ続出の予感。(なぜか選択肢~24,999の次は30,000kmだった)