下半身もかまってやりたい。
先日の雨の日、会社の入り口まで1メートルというところでブーツの底がズルっとすべって片膝と片手を付いたワタシ。尻モチをつくような無様なスタイルではないにしろ、立派に転んだといわれても反論できない図。もう恥ずかしいとかみっともないとかいう感性はとっくになくて、ーそれはバイクでコケまくっていることにも起因するんだろうけどー膝がそこそこ痛かったのでしかめっ面に輪を掛けてしかし逃げるようにテンパーライトドアの奥に滑り込んでからジーンズの濡れ具合やら手のひらの赤みの程度を確認したりしたのだった。名誉のために付け加えておくけれど、歩いていてコケたのは意外にも久しぶり。今年の雪の日に、これも駅ビルの入り口で同じようにズルっといきかけたが持ち前のバランス感覚で持ち直して事なきを得ているし、平らな舗装路を歩いていてもなぜかよく躓くけれどコケるとこまで及ばない。しかしそんな具合に、どちらかといえば普段からコケやすい運命のモトに生まれ落ちてしまったので、やはりバイクでもコケる回数は多い。しかも峠道のコーナーの側溝にはまったことと、阿蘇のダートでコケたこと以外はオットットの立ちゴケばかり。なくせに。下半身のプロテクトが甘い。ずっと気になっていながらリスクヘッジが追いつかず、プロテクターが付いているのはHyodのメッシュパンツとヘンリービギンズのウインターパンツのみ。革パンはノーガードだし、ジーンズはごく普通のリーバイスやエドウィンだ。だめでしょー。だめよねぇ。で、転ばぬ先の杖ならぬ、転ぶときのためのアーマードなパンツ探し。ご存知、クシタニのカントリージーンズライド。このクシタニがいいことは重々承知ではあるんだけれど、5万超えは如何せん高すぎる。クシタニとエドウィンのダブルネーム、 EザイロンジーンズTYPE3。でも通常のコットンより2倍強いというが、2倍ごときでアスファルト摩擦に抗おうってのは素人頭でイメージしてもあまり強そな気がしない。しかもなぜかニープロテクターなし。意味わかんない。デニムは諦めてGOLDWINレディースセボナーカーゴパンツ。コットンに見えてセボナーナイロンオックスとかいう強度のある生地使用。ローライズブーツカットなのでライディングパンツ然としてなくてよし。着脱自在な膝プロテクター標準装備。いいじゃないの。ROSSOのストレッチデニムライディングパンツ。そもそもが普段からストレッチジーンズは嫌いな上に、ウエストまでゴムで甘やかすのっていやかもしんない。まだおばちゃん仕様じゃなくてもへーき。腰にもパットが入っているけれど、生地の強度は不明。本末転倒商品的な香りがする。この商品画像を見る限り、スタイリッシュに履ける気がしない。Free×Freeデニムライディングパンツ。これは毎年すぐに売り切れるし、履いている人をよくみかける。買うなら急げ!的アイテムだ。「両腰部ウレタンパッド、膝部CE規格プロテクター標準装備でセーフティライディングをバックアップします。」とのこと。売れ続けているってことはそれなりに信用のおける商品なのかも。お値段的にもイケそな一着。でもイメージ画像のせいか、見た目「パーン」というか「パツーン」というか、そんな感じ。そしてZIM+BAのセミブーツカットデニムパンツ。ニーパットはもちろん、太もも脇にベンチレーションがあるのはうれしい。「大人の選択」ができる人が買いそうな、手堅さが漂う。でも背中側の股上がやたらめったら高そうに見える。そこまで前傾しませんが、ワタシ。などなどとライディングパンツの検索をしていたら見なきゃよかったと思わずため息がでちゃう逸品発見。HYODのスマートレザーライドパンツだ。柔らかく履きやすそうな上に、革のくせして撥水性が高い。なのに不思議とウォッシャブル。受けた衝撃を吸収・拡散する話題のd3oをニープロテクターに採用。が、気になるお値段¥49,875ってところであわれ撃沈。さてとどうするか…と思ったところで、車検が終わらないことにはにっちもさっちもなことに気付く。WOOがやってきて早3年。車検費用捻出は憂鬱だけど、WOOとの歴史は感慨は深い。