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カテゴリ:異文化
週に一度、習っている英会話教室のコーヒーブレイクの時間。
コーヒーを入れているわずかな時間は、日本語でほっとひと息。 「今日はラマダンだから、私はいらない」 と、クラスメートが言った。 彼女はバリバリのジャパニーズだったけれど、イスラム教の人と結婚してイスラム教徒になった。 人びとの考え方の根底を流れている宗教というものには関心があるし、イスラムの女性のことなど学んでいたこともあった。 けれど、こんなに身近にイスラム教を感じることになるとは思ってもいなかった。 「1ヶ月もそうしていたら、すっごくスリムになるよね?」 と宗教とは関係ないことが気になって聞いてみた。 「でも、夜になるとゆっくり食事を楽しむから、全然ダイエットにはならない」 「夜は食べてもいいの?」 「朝4時20分から夕方5時半までは、水も飲んではいけないけど、夕方5時半過ぎはいいの」 「お腹すかない?」 「すくけど、夕方最初に食べ物を口にした時、食べ物や水がとても大切なものだってことが、よくわかった」 「ほう・・・・」 ラマダンはイスラム教の開祖であるムハンマドにコーランが啓示されたとされる、イスラム教徒にとって神聖な月。ラマダンの約1カ月は、日の出から日没まで断食、水さえも飲んではいけないのだそうだ。彼女の小さな赤ちゃんや妊婦さん、病人などは、この習慣は義務付けられないという。 大人になって初めてイスラム教徒になった彼女からは、私のわかる言葉で、イスラムという異文化を学ばせてもらうことができる。 よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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