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テーマ:試写会で観た映画の感想(678)
カテゴリ:映画・DVD
「彼なら捨てるのも簡単だろうけど、夫はそう簡単には捨てられないんだよ」なんて思いながら観に行った。
いや、捨てたいわけじゃ、ないっすよ。 時々「・・・貴様、燃えるゴミの日に出してやる」とか言ってますが、冗談ですって 『そんな彼なら捨てちゃえば?』 メリーランド州ボルチモアを舞台に、20~30代の男女が織りなす恋愛ドラマの交錯を描いていく。お互いの心を読もうとする男と女は、例外はないという恋愛のルールを前にしても、自分だけは相手にとって“例外”と信じて疑わない――。 (作品紹介より) 公式HPをチェックしていただければわかりますが、なかなかのスター競演の群像劇。 眠ってしまうほどつまらなくはないけれど、なんだろう、この薄っぺらさは。 ラブコメにもなりきれてないし、同年代の群像劇というと思い出す『RENT(レント)』なんかに比べると、内容なさすぎ 私は結構「くだらない作品」「内容ないけど、約2時間楽しめれば、まあいいやな作品」に甘い方だと思うけれど、これは波長が合わなかった。 いくつかのカップルのエピソードが展開して、共感できる部分もあるし、「わかるわかる」って事柄もあるのだけれど。 なんだか全体的に「ゲンナリ」しちゃって そもそも恋愛って、学ぶものじゃなく経験するもの、するものじゃなく落ちるもの、じゃないのか? 恋愛映画が嫌いなわけじゃないし、群像劇はむしろ好きなジャンル(?)なのだけど、たぶん、この作品は、「いかにもHowTo的」な点が、鼻についたのかな。 そういうもんじゃないでしょう、恋愛って。 観終えた時には「自分が恋愛至上主義じゃないから、つまらないのかな」「人生、恋愛ばっかしてるほど暇じゃないだろ」「結婚して落ち着いちゃってるから、ノレないのかな」等と思ったけれど、逆かも知れない。 至上主義じゃないけれど、「本気で恋に落ちたことがある」し、深みのある恋愛映画には心動かされるから。 こういう「レッツ恋愛」的なノリ、(姑息な手段で)相手の心を掴もう、とにかく彼(彼女)が欲しー!的なノリが腹立たしいのかも。 登場する皆が皆、そういう感じでもないのだけれど、なんでかなあ、一つ一つの恋愛が大切に描かれていない気がして、全体的な印象が悪かった。 なんか、自称恋愛のプロが、もてない男女(しかも、HowToを求めてしまうようなお手軽な人たち)に上から目線で「恋愛とは」「結婚とは」って講義しているかのような。 この映画を観て、感動したり、「参考になるわ」って思う人がいるのだろうか・・・ タイトルは過激っぽいけど、別に女性中心で、彼を捨てちゃえって薦めている作品ではない。むしろ、そういう風に描いた方がまだ面白かったかも。 個人的にはまったくお薦めできませんが、他の人はどう感じるのかを知りたいような気もする。 いやでも、この映画に感動する人とは、あまりに価値観とセンスが違って、お友達にはなれないだろうなあ 8月1日(土)より、丸の内ピカデリーほか、全国ロードショー公開 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 29, 2009 01:39:40 PM
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