藤子・F・不二雄大全集 第3期 最終巻 『UTOPIA 最後の世界大戦』
先日、ノーベル賞を受賞した山中伸弥さんがスウェーデンのストックホルムの授賞式に招待されスピーチが行われました。>iPS細胞の作製者である山中伸弥さんも>近い将来、ぜひノーベル賞を受賞してほしいものです。実は、2年前の日記に、こう書いていました。iPS細胞のことを初めて知ったときは「まるでドラえもんのひみつ道具のようだ」と思うほど衝撃を受けました。iPS細胞とは、万能細胞ともいわれますからまさに「なんでも細胞」ですよね~さて、久しぶりの藤子・F・不二雄大全集の紹介です。久しぶりすぎますね・・・大全集第3期の締めくくりとなる最終巻『UTOPIA 最後の世界大戦 / 天使の玉ちゃん』からUTOPIAの紹介です。■ 藤子・F・不二雄大全集 第3期 最終巻【送料無料】UTOPIA 最後の世界大戦 / 藤子・F・不二雄大全集第2期の紹介も途中のままで第3期も、ほとんど紹介もないままでいきなり最終巻の紹介と、飛んでいますが年末の紹介にふさわしいかなと思いました。UTOPIAは、一度去年の11/9の日記に書いていますのでよろしければ、以前の日記をご覧下さいませ。今回は、大全集の特色を取り上げたいと思います。■ 大全集では二色刷り私は、子供の頃「藤子不二雄ランド」というセル画付きコミックで、初めてUTOPIAを読みましたが当然ながら、白黒でしたので色はついてません。なので、今回の二色刷りには驚きました。小学館の『大全集ならではのこだわり』はとても素晴らしいと思いました。感謝です。UTOPIAは、藤子不二雄A先生と藤子・F・不二雄先生の合作ですが原案はF先生が、主に手がけているため作風は「F先生らしさ」が随所に漂っています。■ 首都ユートピア作品の中で「ユートピア」という首都が登場します。しかし「ユートピア」という言葉には、都市名だけでなく別の、深い意味が隠されています。■ ミステリアス「ゼロの空間」という名称も近未来的ですね。人が消えてしまうという、なんとも不気味な存在です。■ ユーモア私は、ここで一番笑いました。■ F先生が大切にしている「夢と希望」最後は、戦争で人類がロボットに敗れます。それなのに、なぜか、あまり悲しさや暗さがありません。それどころか、最後は「夢と希望」に溢れています。驚くほど明るいのです。これもFワールドなのでしょう。これは、ドラえもんなどの、少年漫画に代表されるように「困難があっても、必ずどこかに希望がある」というメッセージです。このスタイルは、初期のUTOPIAから始まっていました。UTOPIAが書かれたのは、1953年で今から約60年前になります。まだ、藤子両先生が漫画家デビューする前のことです。なので、絵やストーリーは、もしかしたら読者の方には、物足りなさを感じるかもしれませんが高校を卒業したばかりでありながらこのレベルと考えていただければ、作品のスゴさが分かっていただけるかもしれません。(しかも、まだ漫画雑誌やコミックのない時代です)■ 美しい音色物語の最後、音楽が流れます。マンガなので、聞こえるはずのない音ですがとても美しかったです♪私はこの場面に感動しました。ここの展開が、とても美しいのです。さて、藤子・F・不二雄大全集は第3期で終了予定でしたがこの度、小学館より第4期の刊行決定が発表されました。すべて未単行本化の作品になります。ファンにとって、この上なく嬉しいニュースです。書きたいことは山ほどあるのですがどうしても更新が間に合いません。本日の日記も、今年最後になりそうです。どうぞ、皆様、良いお年をお迎えくださいませ。今年も1年間、お世話になりました。また、来年もよろしくお願い致します。メリークリスマス & ハッピーニューイヤーちょっと、あいさつ詰め込みすぎですね(笑)