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2009年05月30日
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カテゴリ:埼玉県・花陽浴
「プルルル、プルルル。」 (前のブログの続きです)

「ふぁい.....。」

「起きた?」と岳志さんから夕べとは別人のような妙に清々しい声でモーニングコールが来たのは7時半。おっといけねー。前々からその日は二人で埼玉の南陽醸造さんにお邪魔する約束をしていましたが、前の晩に酔っ払って岳志さんは「俺はやっぱり行かねー。」なーんて言ってたもんだから油断してました。

でもさすがにそこは杜氏の習慣なのか、何だかんだ言っても朝が早い。急いでシャワーを浴びて朝飯を喰ってホテルをチェックアウト。前の晩のモルト臭をプンプンと漂わせて二人で新宿駅から電車を乗り継いで埼玉県羽生駅に向かいましたよ。

★『花陽浴』の南陽醸造さんのブログに、私達の事を書いてくれていました。
★南陽醸造さんもここに参加しています。⇒人気ブログランキング





羽生駅に着くと杜氏の渡辺さんが迎えに来てくれてました。“杜氏”と聞くと年配の方を想像される方は多いかも知れませんが、渡辺さんはまだ32歳の若者ですから日本酒の未来は明るいですね。最初に連れて行ってもらったのは、契約栽培してもらっているという山田錦の田んぼでした。

埼玉県で山田錦とはまたチャレンジと言って良いのかも知れませんが、地元で取れた米で酒を醸すのはとても良い事だと思います。私が田んぼを見ても何がどう違うんだかさっぱり分かりませんが、この田んぼの米から一升瓶換算で500本前後の純米酒が出来るらしいですから健やかに育ってくれる事を祈るばかりです。パンパン。上手く行けば来年の今頃は錦本店にも山田錦の純米酒が入荷しているかも知れませんよ。





蔵元に到着です。暖簾には『花陽浴』と『藍の郷』と書いてあって、「藍の郷ってなんじゃらほい?」と思いましたが、そう言えばコン様からその酒の事を探って来いとのミッションを受けていたのを思い出しました。部屋に通されてご家族がご挨拶に来てくれましたが、お母さんは開口一番に「お二人のブログを読んでいますよ。」と目上の方に言われて嬉しいやら恥ずかしいやらって感じでしたー。

一年熟成の藍の郷・純米酒もキキ酒させてもらいましたが、ふくらみがあってお燗に向きそうな美味しい純米酒でした。しかも値段がとてもリーズナブルなんです。6月に入荷予定ですので、こりゃ入ったらバンバン宣伝させてもらいましょう。岳志さんも交えて日本酒の話しをしてましたが、渡辺さんは若い杜氏だけに先輩格である岳志さんに酒造りの事を色々と質問していました。こういう交流は傍で見ていて、とてもいいもんです。

聞けば渡辺さんは山梨県出身で、こちらの蔵元の“婿殿”なんだそうです。酒とは全く関係の無い大学に進み、その学生時代に奥さんと知り合って結婚。そして今から7年程前に何の経験も無く蔵に入ったそうです。でも一ヶ月くらいでその時の杜氏が病気で急遽退職してしまい、どうやって酒を造ったもんやらと悩みに悩んで髪の毛が真っ白になった程なんだそうです。

まったくの素人としてスタートした訳ですから、人には計り知れない苦労があった事でしょう。その苦難を乗り越えて今がある訳ですが、目指す味わいの方向性は完成しつつあるんじゃないでしょうか? まだまだ発展途上なのかも知れませんが、こんな頑張ってる蔵元を私は非力ながらも心から応援させていただきます。





蔵の中を見せてもらいましたが、造りを終えた蔵の中はひっそりとしています。色々と話しを聞いていて、撮るのを忘れてしまって画像はこれしかありませんが、これが造りの期間ともなると活気にあふれているんでしょうね。

若干32歳にして酒造歴7年の渡辺さん、そして彼が生み出した『花陽浴』は仙台でも徐々に人気が高まっていますが酒質はこれからも必ずどんどん良くなって行くはずです。今年よりも来年、来年よりも再来年と向上していくはずですから、末永く彼と蔵人さんたちの活躍にご期待下さい。そして応援していただれば幸いです。

これにて『東海道蔵元巡り』は最終回ですが、私の旅が終わった訳ではありません。これからも日本酒を通した新たな出会いと再会の旅は果てしなく続きます。今回の旅も行き先々で素敵な方々との出会いと再会に恵まれました。また大変お世話になり、そして暖かい心を頂戴し、蔵元の酒造りに賭ける熱い思いに触れて来ました。

皆さんはどんな苦境にもめげる事なくより良い酒を醸そうと明るく前向きに、そして希望を持って頑張っています。私は酒を造る事が出来ませんが、そんな蔵元さん達の心の橋渡し役として皆さんにお伝え出来ればと願っております。“国酒”である日本酒を大いに楽しみ、そして次の世代に継承して行きたいもんです。

日本酒は楽しいです。もちろん私も楽しいです。さあ皆さん。造り手の顔が見えそうな日本酒を楽しみ、心豊かに一緒に生きて行こうではありませんか。私はそのお手伝いをさせていただきます。
酒屋という職業に誇りを持って。



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Last updated  2011年10月12日 19時24分45秒
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