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カテゴリ:トップリーグ2010-2011
さて、トップリーグは第3節。僕の経験からいうと、第3節は番狂わせが多い。開幕で張っていた緊張の糸が、どうしても緩んですね。リアクションや激しさといったラグビーの根底にあるものより、「形」に意識がいってしまったり・・・。今週の試合が終わると、来週試合がない、というのも影響しているのかもしれません。
見所を少々。 ■クボタ-NTT 前節東芝を追い詰めたNTTがスモールラグビーに徹せられるか。どうしてもいい試合をした後は大きく構えてしまうものです。本来の自分達の強みをクボタに当てられるかでしょう。「我慢→アンストラクチャ→大きなスペースに決定力のある選手が走る」。 ■リコー-サニックス コーラ、神戸と「待ちのディフェンス」との試合が続いたサニックスですが、リコーはブレイクダウンに激しく仕掛け、ディフェンスラインは前に出てくるでしょう。ディフェンスでプレッシャーを受けた時に前に杭を打つことができるか。サニックスラグビーの真価がとわれるのでは。 ■豊田織機-東芝 織機が番狂わせを起すとすれば、攻めること。これに尽きると思います。そのラグビーをするにはいい気候です。東芝はテリトリー。いい場所でマイボールのセットプレーが増える試合展開ができれば、一気になだれ込めるのでは。 ■コーラ-近鉄 両チームともいいメンバーが揃いました。コーラは、エリアを意識しながら1発で取ってくる準備をしているはずです。14番はパエア。近鉄はいい意味で今までどおりの試合をしてくると思います。FWの仕事量が勝負を分けそうです。 ■ヤマハ-三洋 ヤマハは戦力では圧倒的に厳しい。特に三洋のディフェンスはフェーズが重なるごとに難しい状況になっていきますから、トライを取るならショートフェーズでのラインブレイクが物を言います。キックへの備えも強いですから、前半はターンオーバー覚悟で横に振って、後半キックはないと思わせて縦に振る(キック)。いずれにしろ、我慢が試される一戦です。 ■神戸-トヨタ 神戸は前5人に機動力のある選手を使ってきました。それに対してトヨタは8番スカ対策で両フランカーを外国人、ロックに中山選手。バックスのアタックは日本人同士で仕留められると踏んでいると思います。神戸としては裏を通すパスは危険です。トヨタは詰めるタイミングがいい。速いテンポでボールを動かしてフロント3で崩す。前半の戦い方が鍵になると思います。 ■サントリー-NEC メンバー発表はまだです。NECのフェーズを重ねるとディフェンスが強固になってきます。サントリーはセットプレーで崩して、エキストラマンを有効に使うアタックを仕掛けたいところ。NECはローゲームの試合へ持ち込みたい。コンタクトエリアで相手のミスを誘い、フラストレーションを溜めさせたいですね。スクラム戦はメンバーにもよりますが、NECが若干有利と見ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 17, 2010 12:01:50 PM
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