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テーマ:あるゲイの日常。(399)
カテゴリ:【ライフ・ヒストリー・スナップ】
■高校を卒業する頃にゲイと気づいた。
その事実はものすごい恐怖で僕を押しつぶした。 ここなら受け入れてもらえるかという場所に行くと、 自分が拒絶されているような感じがした。 ■そうしていくうちに 「夢共和国」「生徒会」「子ども権利条約」が 一つずつ遠くなっていった。 もちろん家も。 今まで居場所と思っていた場所に 僕は心を開くことができなくなった。 心を閉ざした場所や人からは遠ざかることにした。 ■「学校」という場に疑問を感じたことのなかった僕は、 大学まで身体を運んでいた。 大学に限らず、 僕が「学校」に求め続けたことは 「学習の場」というより「仲間を作る場」だった。 けれども大学には、 好きな人もいなかったし 居場所も感じることができなった。 人生で初めて僕は「なぜ学校へ行くのだろう?」と思った。 ゲイと自覚し、全ての積み重ねたものが崩れた瞬間だった。 休学か退学か? 迷った。 でも今でも僕は学校に通っている。 ■大学まできた。 積極的に降りる理由を見るけることがなかったので、 それなら「学校」を一通りこなそうと思った。 学校に「ゲイとして」通う意味を考え、 実践しようと思い、歩きはじめた。 でもやっぱり異性愛者ばかりいる大学で 同性愛者として振舞うのは難しいと思う今日この頃だ。 ▼しんご~小学校~(その1)へ明確な理由はないが、漠然と… ▼しんご~中学校~(その2)へ居場所は作るもの? 探すモノだ ▼しんご~高校~(その3)学校の魅力は ▽みかこ~小学校~(その1)へ学びたいことが学べない ▽みかこ~フリースクール~(その2)へ疑問符の迷路 ▽みかこ~定時制高校~(その3)へ学校と集団 ~「学校」編/しんご(その4)~ |