卒業式での祝辞
今年度、たまご父はPTA役員をしています。その関係で、卒業式では壇上に上がって、祝辞を述べる栄誉をいただきました。裏番であるだいこん母の誤字脱字チェックを通過し(笑)、みごと大役を務めあげました。皆さまのご感想をいただけましたら、たまご父が喜びます。皆さまからのコメントが、まもなく始まる来年度の活動意欲となることと思います。なにとぞ、ご協力をお願いいたします。卒業生の皆さん、ご卒業、おめでとうございます。皆さんと一緒に焼きそばを作った能登での宿泊学習や、みんなで励ましあって、全員が登頂に成功した登山等は、私の中でも素晴らしい思い出として残っています。皆さんの中にもこの小学校で過ごした6年間には、いろいろな思い出がある事でしょう。楽しかった事、嬉しかった事、つらかった事、嫌だった事、いろいろな事がありましたね。それら全てを乗り越え、今の皆さんがここに居ます。これはとても素晴らしい事です。もっともっと、自分に自信を持って下さい。皆さん1人ひとりの替わりは、どこにもいません。一人ひとりがとても必要な存在なんです。堂々と胸を張って、中学校へ進んで下さい。ここで卒業生の皆さんに質問があります。皆さんは毎日、お父さんやお母さんとお話していますか?お父さんやお母さんに「ありがとう!」と感謝の気持ちを言葉に出して、伝えていますか?「そんなの照れ臭くて、言えないよ!」と思うかも知れませんが、せっかく素晴らしい気持ちを持っていても、言葉に出さないとなかなか伝わらないものです。「お父さん、いつもお仕事お疲れ様!」「お母さん、いつも美味しいご飯をありがとう!」ぜひ言葉に出してみて下さい。きっと、次の日の晩ご飯には、皆さんの大好物が並んでいる・・・かも知れません。この卒業式が終わって、お父さんやお母さんに会ったら、ぜひ、「ありがとう!」と伝えてみて下さい。そして保護者の皆様、このよき日にお子様が、ご卒業を迎えられました事、心からお祝い申し上げます。よくぞここまで立派に育ててこられました。いろいろなご苦労もあった事でしょう。私もいつの間にか大きくなったわが子の成長に、戸惑いながらも、嬉しく感じております。保護者の皆様にも、お伺いします毎日、お子さんと会話しておられますか?言葉をかけておられますか?「うるさいな」「別に~」…そんな淋しい返事しか返って来ないかも知れません。そんな時、実は私も「なんだ!その言い方は!」と思ってしまいます。しかし、精神科医、明橋大二先生の著書に、こんな言葉がありました。思春期に、子どもが反抗や批判をしてくるのは、「自立がうまく進んでいる」ことの証で、「基本的には、今までの子育てが間違ってなかった」という事です。反抗しだした事を、心配するのではなく、喜んで欲しいのです。子ども達はこれから様々な場面で、多くの葛藤を経験する事でしょう。でも、子ども達にはもう自分で考える力があります。自分で解決する力があります。そして、相談できる友達もいます。どうしても自分で解決できない時は、親を頼ってくれるはずですので、その時は話をじっくり聞いてあげて下さい。私たち親も、決して完璧な人間ではありません。子どもの悩みを共有し、彼らの気持ちに寄り添って、一緒に成長して行きましょう。最後になりましたが、卒業生の保護者を代表して、学校の先生方、ひだまりくらぶの皆様、スポ少指導者の皆様、並びに、田んぼの学校他、いろいろとお世話下さった地域の皆様へ永きに渡り、ご指導を賜り、温かく見守って頂いた事に、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。以上をもちまして、祝辞と替えさせて頂きます。