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テーマ:★ラーメン(14389)
カテゴリ:千葉市
「ラーメン」やら「営業中」という赤い旗が、風にたなびいていた。一瞥した限りでは、それらしき店はないように思えたのだが。その奥に「もしかするとアレかも」という小ざっぱりした風情で、一軒のお店が鎮座していた。なんとなく魅かれたので、とにかく寄っていくことにする。
食べ歩きのときは、もっぱら予習していくのが常なのだが。今回は一切の予備知識なしの飛びこみとなった。 ラーメン店というより、地域の住民限定の居酒屋兼食堂のような、この場にじっくり溶けこんだような、どっしり落ち着いたたたずまいを見せている。店の中に入ってみても、その印象は変わらない。 中は少し蒸していて、生暑かった。テレビが無造作についている。ついているというより、惰性のように流されているといったほうが正鵠を得ているだろう。とりあえず基本であろう「ラーメン」を注文する。 バリエーションはそれほど多くない。醤油ラーメン一本やりのお店だった。そこに若干のトッピングが風趣を添える。面白かったのは、どの品にも「ワンタン入り」のバリエがあること。 得意にしているのか、それともキーアイテムにしているのか。各種ラーメンの「ワンタン入り」におけるその個数を壁に貼りだしてあるのが、律儀というか、折目正しいというか。実になんとも微笑ましい限り。ほどなくして現物が運ばれてきた。 極濃醤油味、細麺、玉ねぎのみじん切りなど。竹岡系をほぼ踏襲している。さやいんげんの細切りを混ぜているのが、噛み心地に不思議なアクセントを添えていて、なかなか興味深い。 思いのほかスープの出来がよい。シンプルな竹岡系とはじゃっかん異なる、深く立体的な感じがする玄人好みの代物だった。チャーシューは口に含むとほどけるタイプ。上々の仕上がり具合といえる。 完成度が高い。この手の系統が好みの人には、特におすすめできる。 一つ注意点を述べると。ここの品物は、単なる「味」のみで評価してはいけないという点。そのロケーションや雰囲気やらを加味した上での「独自の味わい」をこそ見て欲しいと思う。どうしてそう言うのかは、この場に実際にたずねてみれば、すぐにわかるだろう。 「とみや」 住 所:千葉市緑区古市場701 アクセス:イエローハット浜野店裏側 地図参照(P約7台) 電話番号:不明 営業時間:11:30-15:0016:30-20:00/ 定 休:水曜日/ 客 席:カウンター4席(可変)/テーブル2卓/喫煙自由/ 利用種別:個人向き/少人数向き/家族向き/グループ向き/ 料金支払:あと払い/カード不可/ メニュー:【ラーメン】 ラーメン600/チャーシュー麺800/ ワンタン麺800(大盛不可)/メンマラーメン700/ 大盛+100/ワンタン入+100/ 【その他】 スープワンタン600/水餃子300/ライス100/ 納豆200/生赤玉子100/ゆで玉子100/ 冷奴200/チャーシュー赤身細切200/ 【飲物】 ビール(中)500/コーラ150/ジュース130/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.06.16 03:15:25
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