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テーマ:政治について(19785)
カテゴリ:政治関連
全国の基準地価が再び大幅に下落、しかも大都市圏でさえ二桁というのは、おおよそ深刻な状況といっていいかと思います。
地価が上昇しないどころか、下落し続ける状況というのは、土地しか担保を持たないような中小零細企業にとって、死活問題です。新規融資を取り付けられないというより銀行(貸し手)から額面割れした分だけ追加で担保を要求され、出来なければ最悪融資引きはがし→倒産という事態も想定できます。 で、そんな状況下で登場したのが、もう笑うしか無いけど笑えない金融相亀井。 彼の唱えるモラトリアムがどんな影響を及ぼし得るのか、ドラめもんさんの記事(2009年9月17日の日記)から抜粋させて頂きます。 『ま、それより面白発言なのはやはり亀先生。 http://money.jp.msn.com/newsarticle.aspx?ac=JAPAN-115358&cc=03&nt=00 借入モラトリアムの法制化を検討、10月の臨時国会に提出したい=亀井郵政・金融担当相 まずね、「モラトリアム」って言葉を金融担当のエライ人が軽々に使うもんじゃないと思うのですよ。金融市場でモラトリアムって言ったら世の中がとんでもない大混乱に陥っている時に緊急避難措置で行う「全ての支払い停止」であって、例えば日本で実施されたモラトリアムって確か大正12年の関東大震災時と、昭和2年の金融恐慌時の2回であって、預金封鎖新円切替の時だってモラトリアムの実施はしてなかった(まあモラトリアムもビックリの豪快な措置ですけど)話でして、用語として刺激が強すぎでそもそもホイホイ使うようなテクニカルタームではありますまい。 まーしかしそれはそれとして、返済猶予措置っていうのですからまあリスケジュールという話になるのでしょうが、そーゆー事をしますと既存貸出が固定化されてしまいますので、新規貸出に回る資源(まあ要するに貸出に対応するリスクキャピタルみたいなもんですな)がその分減ってしまい、部分的に良かれと思って実施したことが全体のバランスを崩して却って弊害が発生するという楽しい話になるのが火を見るより明らか。 (中略) しかしマジでそんな法案出してどうする積りなのやらという所ですが、この調子だと、投資不適格の社債買入とか言い出しかねないですし、まあオラもうワクワクして来ただ!って感じですな。はーナムナム。』(強調は私) 何とかは慎重に!、と呼び掛け続ける業界がありますが、ぜひ新任大臣へ同じ量くらいのCMを流して訴えかけて下さいませ。たぶんそれくらいの価値はあると思います。怖いことに・・・。 池田信夫さんのブログでは、総務相の意味不明発言も取り上げられていました。 こういうのって、「今まで野党だったから」というのは言い訳にできない、政治家としての資質の反映ですよね。 法務相や外務相、財務相も自分から話題を提供してくれるでしょう。 記者クラブ開放を反古にしたらしい官房長官とかも、彼を止められない/止めるつもりもないらしい鳩山小沢も同類なんでしょうけどね。 ネタとして見てるだけなら面白いかも知れないんですけどね・・・・・。 半年後には政権支持率が現在のから半減未満に留まってれば御の字ですかね。 1年後には30%台くらいでしょうか。 景気を底抜けさせてしまったら、それどころのお話じゃありませんけどもね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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