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テーマ:政治について(19783)
カテゴリ:政治関連
中国副主席と天皇を強引に会見させた事で猛烈な批判を受けてる小沢ですが、逆切れしてます。
憲法を読めとかほざいてますが、嘘をついてるのは彼の方です。 ・憲法第一章 天皇 第四条1で、『天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない』と定められています。 第七条【天皇の国事行為】9で、『外国の大使及び公使を接受すること』とありますが、今回の中国副主席は外国の大使でも公使でもなく、単なる外国の要人に過ぎません。 外国の要人と会うことは公的行為となり、国事行為ではありません。 ・参考記事1:「小沢さんこそ憲法よく読んで」志位委員長 ・参考記事2:拝啓、イチフ・オザーリン殿 今回の本質的問題は、30日ルールを破ったことそのものにはありません。(ちなみに作ったのは1995年の自社さ政権で、当時のさきがけの幹事長は、現鳩山首相) 天皇の政治利用だったかどうかですら、本質的な問題ではありません。 中国親善が天皇と中国副主席を会見させた理由だったとしても、明白に、政治利用と断言できます。 国事行為と定められていない行為に天皇を利用したからです。 『国政に関する権能を有しない』と憲法で規定されている天皇が、中国の副主席と会談しなければならない理由は、本質的に有りません。会っても仕様が無い相手なのですから。 政治的な話であり会談であれば、相手は外務大臣なり首相で用は足りなければならないのです。実際問題、首相との会談が設定されていたにも関わらず、相手方は天皇との会談を求めました。 政治的な権能を有しない相手と会うのは、象徴的な意味合いしかありません。 天皇も外国要人と会わない訳ではなく、ただそこに一定のルールが設けられていただけです。天皇の健康上の状態やルールとも照らし合わせて、しかしなおかつ会うことを天皇に要請したのは、要請した側に譲れない象徴的な意味合いがあったからです。 その意味合いについては後述しますが、政治利用だったか否かで言えば、政治利用だったのです。他の外国要人との会見にしろ、自民党時代にしろ、30日ルールを守ったにしろ守らなかったにしろ、それらはやはり政治利用だったと言えるのです。 国際親善という本来であれば誰も反対の仕様の無い目的なのですから、政治利用だったことそのものは本質的な問題ではありません。 本質的な問題とは、首相でも外相でも無い一政党の幹事長に過ぎない一政治家が、対外的には国家元首と見なされて対内的には国民の象徴である天皇の頭を、(自分が実権を掌握している)内閣の命により、中国に対して下げさせた、ということです。 自分達の天皇、自国の国家元首の都合よりも、他国の副主席の都合を優先させたのです。 これが一体どういう図式を成立させたのでしょうか? 中国国家主席>副主席>小沢>天皇 これは国家危急の事態と言って差し支えありません。 売国奴という言葉はお嫌いな方が多い様ですので、こんな問いかけにしてみましょう。 相手方の国家元首の都合(健康状態含む)よりも、自国の要人の都合を優先する相手が、どうして相手方の一般国民の都合を優先させることがありましょうか? 無いでしょうね。 チベットやウイグルなどの例を出すまでも無く、今回のこの一件だけでも、それは証明されてしまいました。 対等な関係では、有り得ません。 相手の国家元首をあからさまに自国の国家元首はおろか格下以下に扱う国家関係は、宗主国と属国の関係のそれです。 前回の選挙で民主党に投票した皆さんも、日本国内の政権交代が目的だったのであって、対外的に中国の属国になりたくて投票したのではないかと思います。 この問題は、ずっと後まで尾を引くことでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.16 04:04:07
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