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2007/09/15
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カテゴリ:政治
本日(2007年9月15日)付朝日新聞社説が、「イラクと米国―袋小路から出す枠組みを」と題して、既に米軍の撤退方向が明らかになっているイラクの今後について論説しています。
朝日社説は、今年になって米軍を増派した作戦が成功であったとするブッシュの強弁を、先月にも500人を越す死者を出した自爆テロなどを例に挙げて批判しています。
イラクのマリキ政権が力不足で、米国(主に米国民主党が)が更迭を要求していることについても批判しています。
読売社説や日経社説は、いまだに、海上自衛隊のインド洋における給油活動に対する国際的評価が高いことを主張していますが、アフガニスタンもまた治安が悪化していて、その主張の根拠は既に崩れているのです。

朝日社説は、
イラクではすでに米国の力の限界があらわになっている。ここは国際社会が米国だけにまかせず、イラク問題の解決を図るように声を上げるべきだ。
特に国民融和を実現するには、国際社会が協力し、交渉が決裂しないように支える必要がある。ブッシュ政権は消極的だが、国内の各勢力に影響力を持つイランやシリアを含めなければならない。
と書いています。
私も、朝日社説と同意見です。
朝日社説は、敢えて自民党の給油活動継続の批判をするようなことをしていませんが、私は、この朝日社説の主張は、もっと広く、韓国人拉致事件まで起きて治安悪化が明らかになっているアフガニスタンまで含めて、治安維持活動の方向性転換を考えるべきだと思います。

9月13日の日記にも書きましたが、私は、米国にとってどんなに不愉快であっても、アフガニスタン、イラクの両国と国境線を接しているイランの協力を得なければ、この地域の安定は達成できないと思います。
と言うか、私は、アフガニスタンはともかく、イラクについては、最初から、イラン、シリア、サウジアラビアといった周辺アラブ国を主体として、経済的な圧力によりサダム・フセイン独裁政権の打倒を図るべきだったと、今でも思っています。
石油利権の独占を狙ったブッシュの思惑、それに乗ってしまったブレアの選択の誤りが、今の混迷を招いているのです。
従って、日本がインド洋の給油活動から撤退しても、米英には、それを非難する資格はないのです。そもそものスタートが誤っていたのです。

米英の「武力による解決」という手法が誤りであったことがほぼ確定的である以上、日本はその誤った方針に沿って考えるのではなく、新たなアフガニスタン・イラク治安維持の方策を、世界に主張するべきです。
少なくとも、朝日社説が
復興事業でも、米国の独占に代わって国連が主導権を握り、アラブ連盟や欧州連合(EU)が支える態勢も必要だ。
まずは、イラクの国民融和を支援する国際会議を開いたらどうか。米国とイラクを袋小路から引き出す枠組みづくりを急がなければならない。
と主張している、国際協調の枠組みを作ることに日本は努力するべきです。

自民党総裁として呼び声の高い福田康夫さんは、インド洋上の給油活動は「対外公約」であり、「約束を果たす方向で、最善の努力を尽くすのは当然だ」と言っているそうですが、これは誤りです。
日本は、米英に対して、武力を主体とする既存の考え方は既に破綻していて、新たな枠組みで今後の安定を図るべきだ、と、主張するべきです。
自民党が、それをできないのであれば、民主党が、日本が牽引して世界平和のために国際協調の枠組みを作ることを「政権交代」の一つの旗として掲げるべきです。

自民党総裁として想定外の「福田康夫」という名前が出てきて、新政権の方向性が見えないためか、民主党の警戒感が強く、民主党議員の「テレビ出演自粛」というような話も出てきていますが、これも誤りです。
民主党は、もっと、テレビ・ラジオ、新聞、インターネット、その他のメディアに積極的に出てきて、各議員の考えることを主張するべきです。
有権者が、民主党が何を考えているのかわからない、ということで、民主党支持率を下げてしまう事態は避けて頂きたい。
特に、給油活動を行うための「テロ特措法」延長に民主党が反対することは当然だし、私も絶対支持ですが、海上自衛隊が帰還して以降、日本はどうするべきか、という提案を、民主党は、有権者、そして、国際社会に示して欲しいと思います。

朝日社説の言うように、今後は米英主導から、国際協調の枠組みの中で、アフガニスタン、イラクの治安を考えるべきです。
嫌がる米英の説得、また、イランの説得は、米国と同盟関係を結んでいて、イランとの関係も悪くない日本が、率先して行うべきでしょう。
民主党は、野党には外交に関する権限がない、と、逃げてしまわずに、政府与党に対して、袋小路から抜け出す国際協調の枠組み作りの指示を出すくらいの気持ちでやってもらいたい。

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地球温暖化の危機を、米国元副大統領アール・ゴア氏が自ら語る映画(こちらを参照)
「不都合な真実」上映会のご案内
日時:9月22日(土) 午後2時、4時、6時の3回上映
場所:情文ホール(情報文化センター6階)
参加費:一般1000円、高校生以下500円
情報文化センターは、地下鉄みなとみらい線「日本大通り」駅下車、情文センター出口を出てすぐのところです。
詳しくは、こちらを、ご参照下さい。
上映会は、「横浜カーフリーデー」の一企画として行われますが、市民運動NPO法人洗心洞大学も上映実行委員会に加わっています。

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最終更新日  2007/09/16 12:30:07 PM



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