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2007/10/07
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テーマ:ニュース(99739)
カテゴリ:カテゴリ未分類
毎日新聞が、全国の県教組に全国学力テストの状況をアンケートしたそうです(こちらを参照)。
15の県で、「普段の学力を把握するのが目的で、直前の練習は好ましくない」という文科省の方針に逆らって、校長が事前練習を先生方に指示する例があったそうです。

東京都教委は、卒業式で「君が代」を斉唱しない教員の処分を行っています。
国旗国歌法の条文は、
第一条  国旗は、日章旗とする。
2 日章旗の制式は、別記第一のとおりとする。
第二条  国歌は、君が代とする。
2 君が代の歌詞及び楽曲は、別記第二のとおりとする。
となっているだけです。
どこにも、卒業式で「君が代」を斉唱させろ、などとは書いていないし、国旗国歌法が国会で審議されていたときにも、強制は行わないという政府答弁がありました。
小学校で、主権を有する独立国・日本の国歌が、"The Star-Spangled Banner"ではなく、「君が代」であることを教えることは強制されるべきだと思いますが、あの戦争の被災者も多数いる日本で「君が代」に対していろいろな想いをもつ日本人もいるのに、卒業式での強制があって良いわけがありません。

文科省の学習指導要領の小学校「音楽」においては、
国歌「君が代」は,いずれの学年においても指導すること。
と書かれています。
現在改訂が検討されている指導要領の案においてさえ、良いか悪いかは別として、教育内容に、
国歌「君が代」についての理解と歌唱力の技能を生かす力。
日本の伝統的な旋法による「君が代」の美しさや自国を尊重するこころをもつなど。
という文が付加されるだけです。
「君が代」が国歌であること、「君が代」の歌い方、「君が代」の意味や日本を尊重する心を教えろ、と言っているに過ぎません。
それでも、東京都教委は、卒業式で「君が代」を斉唱しない教員の処分を行っているです。
私は「君が代」の鈍重な響きは国歌として不適切だと考える人間ですが、私に言わせれば、教員の処分などを行って、東京都教委は「君が代」の美しさ・品位を穢しているに過ぎません。
「君が代」の歌詞のどこ読めば、日本人同朋を処分するという考え方が出てくるのか、私には全く理解できません。

話を元に戻して、どうして、全国学力テストについては、文科省は、文科省の方針に従わない校長の処分を指示しないのでしょうか?
全国学力テストの意味は、受ける子どもにとっては、自分の学力が全国の中でどの辺に位置するのか、自分の学力の長所・短所はどこにあるのか、を知ることにあります。
全国規模で全員参加型で行う意味は、子どもがいない人の支払った分も含めて、国民の血税を使って義務教育を行っていることの到達点を評価することにあります。
毎日新聞の記事に書かれているように、事前に練習などされてしまったら、日常的な教育の成果がどれほどあるのか、全く評価できないことになってしまいます。
全国学力テストは、生徒に背伸びせずに日頃の力で考えるようにという指示を出して行われなければ意味がありません。
校長や教育委員会による事前練習の指示など、教育の意味を歪める行為に対しては、厳しい処置が為されるべきだ、と、当ブログは主張します。

昨日の読売新聞が、学力テストに参加しなかった愛知県犬山市の教育長の意見を書いています(こちらを参照)。
犬山市教育長の、「独自の取り組みには独自の評価がいる。学校が手がける施策には自己評価がいる。ほかから評価してもらうことは何の役にも立たない」という閉鎖的な考え方は、公教育が税金で行われている以上、とても、私には認めることはできません。
公教育は公開されるべきであり、地域住民が積極的に参加するべきであり、地域住民の評価を受けながら改善されて行くべきであり、社会に出たことがない先生方の勝手な思い込みだけで運営されるべきではありません。

もう一つ、毎日新聞の記事で気になる点があります。
東北地方のある県では、事前に、「成績が悪いと教員を余分に配置する措置が見直されるので、力をつけるように」という指示が先生方に出ていたそうです。
学力テストの結果が悪いと予算が削られる、ということを恐れたためなのだそうですが、学力テストの結果が悪いと、教育予算・教員を削減してしまうのではあべこべです。
全国学力テストの結果に対して責任を負うべきは、学校であり、地域住民であって、生徒ではありません。
テスト結果が悪ければ、生徒は被害者なのです。
教育予算を削減してしまっては、被害者に鞭打つことになります。
学力テストの結果の悪い地域は、申し訳ないですが学校の先生の給料は減らさせてもらって、その減額分で、教員数と教育予算を増やすべきなのではないでしょうか?
自分の給料が減るのがいやだからズルをするという校長先生は厳しく処分されるべきです。
校長先生は、日常の授業運営の改善に努力をするべきであって、学力テストの結果を化粧するというようなことが許されて良いはずがありません。

毎日新聞の記事の最後に、教育評論家の意見が乗っていますが、学力テストを行うとズルをする人間が出てくるから、やめてしまうべきだ、という意見にも賛成できません。
7月末の参議院選挙で、我が神奈川県は、選挙違反により当選した自民党議員が辞職するという事態となりましたが、選挙違反があるから、神奈川県民の選挙権は否定されるべきだ、神奈川県民の意見など聞く必要はない、というのは、とんでもない意見です。

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最終更新日  2007/10/07 11:59:11 AM



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