テーマ:管から見える世界(760)
カテゴリ:品質管理と安全管理
何らかの危機が迫っていて、対策を直ぐに講じなければ被害が予想される場合。
その事象が確定されたものであり、時間的にも正確でなければ、なかなか世の中には認められない。 確率は高くても警告の空振りをすれば、『それみたことか』と情報発信者は非難を受ける。 また、そうでなくても警告が何度も空振りすれば、警告自体の重要性が受け手に感じられなくなり、情報は素通りする。 先日の土石流災害でも、気象庁の過去数度の土砂災害警戒情報が空振りだったため、役場の職員はそれが重要だとは受け止められなかった。 テレビでよく『識者』と言われる方々の中には『パニック論』を振りかざし、早期の警戒情報の発令に疑問を提示しているが、これがもっとも恐ろしい。 知っている人間が居ながら、その情報を最も必要とする人に何も知らされないままであるとしたら…。 警報は空振りに終っても、恐れずに発するべきであり、情報の受け手は平時から警報の持つ意味を正しく理解し、自分の身の回りに起こり得る危険な兆候を自ら知って置くべきだ。 近年気象の観測技術は飛躍的に進歩し、空間的にも狭い範囲まで予測が出来るようになった。 しかし、地域における地形の特殊性や一戸一戸の置かれた状況までは把握できない。 警報で得られた情報を自分の安全につなげるには、自身の判断と行動が不可欠なのだ。 台風も、雨も、土砂災害も誰も止めることが出来ない。 自分の身に迫っているときには避難しか方法がない。 避難することは大変なことだし、空振りで不快な思いをすることはあるだろう。 しかし、知らされないままでいることのままで良いはずはない。
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こんばんは。
台風の風雨の音で、防災無線がまるで役に立たなかったみたいですね。 また、各戸に設置されたインターホンも、その場所から離れた所に居れば聞こえない…、知らせることが困難な事態になっているんですね(^^;;。 しかも、このような事態であっても避難しようとしない住民が半数以上に上るとか…、教育・訓練のレベルからやり直さないと、悲惨な被害は繰り返されることになりますね。 (2013.10.22 23:43:59)
おねすてい2さん
こんばんは。お久しぶりです。 >こんばんは。 >台風の風雨の音で、防災無線がまるで役に立たなかったみたいですね。 >また、各戸に設置されたインターホンも、その場所から離れた所に居れば聞こえない…、知らせることが困難な事態になっているんですね(^^;;。 >しかも、このような事態であっても避難しようとしない住民が半数以上に上るとか…、教育・訓練のレベルからやり直さないと、悲惨な被害は繰り返されることになりますね。 ----- 阿蘇の災害のときはまったく聞こえませんでした。 雨と雷の音ばかりでした。 各人が自分はどの段階で逃げなければならないのかをあらかじめ決めておく必要がありそうですね。 崖や河川の脇や低地、海岸などの傍に住んでいれば、その判断はより早い段階で下すべきでしょう。 指示待ちは急激な状況の変化には対応できませんから、最終的に自分自身で決めることを周知すべきでしょう。 (2013.10.23 00:29:24) |
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