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2010.07.23
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カテゴリ:科学と教育

6年制薬学部を中退して別の研究科の修士課程に進学って、企業就職的にはどうなんでしょう?

6年制薬学部を中退して薬学部や医科学の修士課程に進みたい学生さんっていますか?

6年制薬学部を卒業することのメリット
・薬剤師の受験資格が得られる。
・薬剤師を持っていることのメリット→資格があるので安定している
・残業が少ない?
・平均時給2050円は看護師さんより高い。これは仕事きつさを考慮すれば破格。

デメリット
・6年間授業料を払い続けなければならない。
・私学の薬学部の授業料ってそんなに安くありませんよね。やっぱり国公立でしょうか?
・その経済的負担の割に薬剤師となることの年収は高くない。
・薬剤師の年収は年功序列で伸びるんでしょうか?

薬剤師の年収についてはこんなサイトがあります。

ところがこのサイトにある「6年制卒業」→「製薬会社就職」という道が今後どんどん狭くなることが予測されるのです。というのは製薬会社の主力は修士学生(研究・開発営業学術いずれの職種においても)だからです。製薬会社には「病棟」はありませんから、ベッドサイド研修などは製薬会社の会社員が求めるスキルにはあまり含まれていません。

そこで、6年制薬学部に入ってしまったけれども、薬剤師にならないで、研究をたっぷりして製薬会社などに進みたい、と、路線変更した場合に、生物系の大学院修士課程はその受け皿になれるのでしょうか?

法律などを一生懸命読み直してみたのですが、結局、大学院にその気があれば、できる、というのがPiyotaの結論です。

-------------------------
以下、学校教育法102条と同施行規則第159条。

学校教育法第百二条  大学院に入学することのできる者は、第八十三条の大学を卒
業した者又は文部科学大臣の定めるところにより、これと同等以上の学力があると認
められた者とする。ただし、研究科の教育研究上必要がある場合においては、当該研
究科に係る入学資格を、修士の学位若しくは第百四条第一項に規定する文部科学大臣
の定める学位を有する者又は文部科学大臣の定めるところにより、これと同等以上の
学力があると認められた者とすることができる。
○2  前項本文の規定にかかわらず、大学院を置く大学は、文部科学大臣の定めると
ころにより、第八十三条の大学に文部科学大臣の定める年数以上在学した者(これに
準ずる者として文部科学大臣が定める者を含む。)であつて、当該大学院を置く大学
の定める単位を優秀な成績で修得したと認めるものを、当該大学院に入学させること
ができる。

の○2の文部科学大臣の定める年限について、

学校教育法施行規則
第百五十九条  学校教育法第百二条第二項 に規定する文部科学大臣の定める年数は、

三年(医学を履修する博士課程、歯学を履修する博士課程、薬学を履修する博士課程又は獣医学を履修する博士課程への入学については、医学を履修する課程、歯学を履修する課程、薬学を履修する課程のうち臨床に係る実践的な能力を培うことを主たる目的とするもの又は獣医学を履修する課程に四年)とする。

となっています。

条文を上から順に解釈すると、
1.大学院には「大学を卒業した者」を入学させることができる。
2.ちょっと高度な大学院の場合(?含む6年制大学の上の大学院)には修士の学位と同等以上というきびしい入学資格とすることができる。
3.上記の規定にかかわらず、施行規則159条に書かれている年数大学に在学したものは、それぞれの大学院で「(単位数を認定して)優秀であると認定すれば」入学させてよい(飛び入学制度)。
4.施行規則159条の但し書き。6年制大学の博士課程については、6年制大学に4年在籍しなければならない。

つまり、大学院の側が、制度を正しくつくっておけば、受け入れは可能なわけです。
どんな制度かといえば、「優秀な成績」を定義するための単位数の認定につきます。
○○年次までに修得する単位の○○%を優以上の成績でうんぬん、というところの○○を3年次中退者用と4年次中退者用の二通りつくって、その大学院の研究科教授会で承認すれば、あとは文部科学省に報告するだけで(報告も必要ないかもしれない)受験資格を認定することができるのです。

学生さんのメリットは、とりあえず大学院を受験して、合格したら中退する、とすればよいです。3年次、4年次、5年次、6年次の4回チャンスがあります。

「創薬」を出口の一つとしている生命系の大学院修士課程は、大学側にその気さえあれば、6年制薬学部を中退して受験してくる、ガッツのある学生を受け入れ可能にできます。ただし中退ですので、そのリスクに見合うだけの大学院教育をしなければなりません。これはハンパなことではないのは確かです。

なお、Piyotaの最終的なお勧めはあくまで博士(薬学)をとること、です、念のため。何百万人・何千万人の命を救うかもしれない薬を作るのに必要な専門知識を磨くには、課程博士でのトレーニングはかかせません。

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最終更新日  2010.07.29 09:25:10
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